博士前期課程(修士) / 共通科目 / 共通科目
病態生理学
Advanced Pathophysiology
担当教員 | 多久和 典子、石川 倫子、吉村 光弘、沖野 惣一、北村 立 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
実務経験 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
開講年次 | 1年次前期 | 単位数 | 2単位 | 授業形態 | 講義・討議 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
必修・選択 | 選択 | 時間数 | 30時間 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習目的・目標 | 《学習目的》 さまざまな症状・徴候を呈する患者に対し、単に対症療法的なケアにとどまらず、メディカルエビデンスに基づいた最善のケアを提供できるよう、症候の背景にある病態生理の医学的知識を獲得する。 《学習目標》 主要な疾患について、疾患概念、病因、病態生理と症候(症状と身体所見)・検査所見・治療の原則を関連づけて理解する。その知識に基づいて、病歴とフィジカルアセスメントの結果から臨床推論し、根拠に基づいたベスト・プラクティスを提供できる能力のレベルアップをはかる。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業計画・内容 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
教科書 | 『臨床病態学』(総論・1・2・3巻 第2版; ヌーベルヒロカワ):各疾患について分担執筆者による詳しい記述あり。章ごとの差は否めないが、辞書のように活用できる。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
参考図書等 | 『病気がみえる』(各巻; メディックメディア):医療者が詳しく知りたい時に手軽にある程度深く学べる。 『カラールービン病理学―臨床医学への基盤』(西村書店):数ある病理学の成書の中でも優れた1冊。 『臨床病態学』(小児編; ヌーベルヒロカワ) 『なるほどなっとく病理学』(南山堂):深い内容を分かりやすく解説。「そうだったのか」と読んでいて面白い。 『なるほどなっとく解剖・生理学』(南山堂):病態生理の基礎となる人体の正常構造と機能、わすれていたら手軽に確認できます。 ほか、フィジカルアセスメントであげた教科書・参考書 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
評価指標 | 出席 30%、討議・レポート 70% | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
関連科目 | フィジカルアセスメント、臨床薬理学 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
教員から学生への メッセージ |
患者さんの症状・徴候から正しい臨床推論を導き出し、適切なケアにつなげるために、病態生理の正しい理解が欠かせません。病歴聴取・フィジカルアセスメントに際して、何に注目するのか、どこを見逃してはいけないのか、さらに、血液検査や画像検査のみかた・考え方も含めて、質の高いアートを可能にするサイエンスの理解をさらに深めましょう。治療薬の作用機序の理解も病態の理解の上に成り立ちます。病態生理とフィジカルアセスメントは表裏一体であることから、両者を行き来しながら学んでいきましょう。 |