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シラバス(令和3年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護の基本

生活援助論Ⅰ

Basic Nursing Skills Ⅰ

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担当教員 田村 幸恵、中田弘子
実務経験 担当教員全員が看護師の実務経験を基に生活援助技術に関する知識・技術を教授する。
開講年次 1年次前期 単位数 1単位 授業形態 演習
必修・選択 必修 時間数 30時間
学習目的・目標

【学習目的】
日常生活援助に共通する感染防止の技術、コミュニケーション技術、生活環境調整技術、活動・休息援助技術について、基礎知識を理解し、安全・安楽に実施できる力を身につけることを目的とする。
【学習目標】
1.看護技術とは何かを理解する。
2.感染予防における基礎知識を理解し、手指衛生と個人防護用具着脱の技術を実施できる。
3.対人関係構築のためのコミュニケーションの成立過程と傾聴技術について理解できる。
4.看護技術としてのボディメカニクスの基本原理が理解できる。
5.生活環境を整える目的を理解し、環境の調整・整備を実施できる。
6.活動の意義と活動制限による弊害を理解し、体位変換、移送・移乗が実施できる。
7.休息の意義と睡眠の阻害要因、援助方法について理解できる。

授業計画・内容
  回   内容   担当
  1 ガイダンス
1)看護技術とは
2)基礎看護学実習室オリエンテーション
  田村
  2-3 感染防止の技術
1)感染防止の基礎知識と感染予防策
2)手指衛生、個人防護用具の着脱
  田村
  4-5 コミュニケーション技術
1)看護におけるコミュニケーションとは
2)傾聴の技術
3)プロセスレコード(再構成)
  中田
  6-7

環境調整技術(1)
1)生活環境を整える意義、環境の諸要因と調整方法、病室と病床の環境
2)  ベットメーキング

  田村
  8-9

活動・休息援助技術 (1)
1)良い姿勢と体位、ボディメカニクス
2)  活動の意義、活動制限による身体への影響、活動のアセスメントの視点
3)  体位変換

中田
田村

  10-11 環境調整技術(2)
1)病室・病床環境の調整技術
2)臥床患者のシーツ交換
  田村
  12-13 活動・休息援助技術 (2)
1)活動の援助技術(歩行援助、車椅子・ストレッチャーへの移乗・移送)

  田村

  14-15 活動・休息援助技術 (3)
1)転倒・転落の要因、予防方法
2)休息・睡眠の意義、睡眠メカニズムと阻害要因、睡眠を促す援助

  田村

教科書

茂野香おる編集:系統看護学講座 専門分野Ⅰ基礎看護技術Ⅰ,医学書院
任和子編集:系統看護学講座 専門分野Ⅰ基礎看護技術Ⅱ,医学書院
任和子,秋山智弥編集:根拠と事故防止からみた基礎・臨床看護技術(第2版),医学書院

参考図書等
評価指標

レポート(事前学習・事後学習)課題内容・取り組み姿勢30%、筆記試験70%で評価する。

関連科目

看護学概論、生活援助論Ⅱ、フィジカルアセスメントⅠ・Ⅱ、看護過程論、診療補助技術論Ⅰ・Ⅱ、基礎看護学実習Ⅰ・Ⅱ、解剖生理学、解剖生理学実習

教員から学生への
メッセージ

日常生活援助に共通する看護技術を、基礎知識に基づいて安全・安楽に実施できる力を身に付けましょう。ここで学ぶ看護技術は、生活援助論Ⅱの学習にも積み重なる内容です。知識・技術の習得のために、事前学習・事後学習に主体的に取り組んでください。講義や演習だけでなく、自己練習も必要となります。

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