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シラバス(令和2年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護援助の方法

地域ケアシステム論

Community Health Care System

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担当教員 織田 初江
阿部 智恵子
実務経験
開講年次 2年次後期 単位数 1単位 授業形態 講義
必修・選択 必修 時間数 15時間
学習目的・目標

【目的】
1.  日本における感染症対策とその保健医療福祉システムについて理解する。
2.  感染症の保健指導及び感染症の予防や蔓延予防に必要な知識・技術を学ぶ
3.  日本における母子保健の体系を理解する
4.  母子保健活動及び母子の保健指導に必要な知識・技術を学ぶ
【目標】
1.  感染症対策の体系を理解する
2.  感染症の予防に必要な疫学調査の手法・保健活動及び保健指導について理解する
3. 結核患者や接触者への対策・対応と保健指導について理解する
4. 母子保健の体系を理解する
5. 現代の母子保健の課題について理解する
6. 母子の保健指導に必要な発達評価等の手法について理解する

授業計画・内容
  回   内容
  1

1.  地域ケアシステムを必要とする健康問題・地域ケアシステムの目的と意義
2.  感染症の類型と感染症対策の体系1 -法体系・対策の系譜-

  2

3.  感染症の類型と感染症対策の体系2 -地域における感染症ケアシステムの現状と課題-

  3

4.  結核対策の体系と保健指導の実際

  4~7

5.  母子保健の体系と動向1 -母子保健の理念、歴史的変遷-
6.  母子保健の体系と動向2 -母性各期の健康問題と保健指導の体系・その実際-
7.  母子保健の体系と動向3 -乳幼児期の成長発達と保健指導の体系・その実際-
8.  母子保健の体系と動向4 -健康上のリスクを持つ母子への保健指導-

  8 「まとめ」/試験
教科書

松田正巳代表編著:標準保健師講座3  対象別公衆衛生看護活動 医学書院
配付資料

参考図書等

津村智恵子、上野昌江編著:公衆衛生看護学 中央法規出版

評価指標

評価対象となる学生:下記、①、②の条件を満たした者であること
①出席日数が全体の2/3以上を満たし、科目履修の評価を受ける資格を有する者。
②レポートの提出がされており、かつ期末試験を受けた者

評価指標
①感染症の接触者に対する対策及び保健指導に関する実践的理解の状況(レポート) 25%
②感染症の現状、対策及び保健指導に関する知識の獲得状況(試験) 25%
③母子保健の現状、対策及び保健指導に関する知識の獲得状況(試験) 50%

関連科目

哲学、法と社会、社会福祉論、家族社会学、保健医療福祉論、医療経済学、人間工学、疫学、公衆衛生学、健康環境論、精神保健論、地域看護学概論、地域看護診断・援助論、家族看護論、在宅看護学概論、
コミュニティ政策形成論、地域看護方法論Ⅰ・Ⅱ、地域看護学実習、他

教員から学生への
メッセージ

 地域で生活する住民を対象とする地域看護活動において、感染症や母子保健のための政策などのケアシステムがどのように構築されているかを理解し、健康課題を抱える人々への保健指導能力の向上を目指してほしいと思います。
 社会の動きに敏感になるよう、テレビ、新聞等の報道に日頃から注目し、疑問に思った事を自ら調べ、考える習慣をつけて欲しいと思います。

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