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シラバス(令和2年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護の基本

看護過程論

Nursing Process

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担当教員 寺井梨恵子、中田弘子、石川倫子、木森佳子、田村幸恵、三輪早苗、瀬戸清華、田淵知世
実務経験 複数の教員が担当しており、全員に病院勤務経験がある。
開講年次 2年次前期 単位数 2単位 授業形態 講義
必修・選択 必修 時間数 30時間
学習目的・目標

【学習目的】
アセスメント、看護診断、看護計画の立案、実施、評価のステップを理解し、看護過程の基本的な展開技術を養う。
【学習目標】
1. 情報収集の視点をもち、事例から情報収集することができる。
2. 基本欲求の充足・未充足状態から看護問題を明確にすることができる。
3. 対象に合わせた看護計画の立案ができる。
4. 看護計画の一部の実施および評価ができる。

授業計画・内容
  回   内容   担当
  1

ガイダンス、看護過程の基本、ヘンダーソン看護論(目的論・対象論・方法論)

寺井

  2

14の基本的欲求、14の基本的看護、基本的欲求に影響を及ぼす常在条件、基本的欲求を変容させる病理的状態、情報収集

  3

14基本欲求の充足・未充足の看護問題のアセスメント(看護診断)

  4

アセスメントの考え方 「患者の呼吸を助ける」

  5

アセスメントの考え方 専門家会議①

  6

アセスメントの考え方 グループ共有

  7

アセスメントの考え方 専門家会議②

  8

アセスメントの考え方 グループ共有

  9

全体像、関連図、優先順位の考え方

  10

14基本的看護の援助計画の立案

  11

SP(模擬患者)参加型演習のオリエンテーション、看護技術計画書の作成

  12

報告、看護技術計画書の修正

  13-14

SP(模擬患者)参加による実施、援助計画の実施・評価の記載

  15

臨床判断 援助場面を通して

教科書

系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護学Ⅱ 医学書院
ヴァージニア・ヘンダーソン著、湯槙ます・小玉香津子訳:看護の基本となるもの、日本看護協会出版会
秋葉公子:看護過程を使ったヘンダーソン看護論の実践 第4版、ヌーヴェルヒロカワ

参考図書等

金子道子:ヘンダーソン看護論と看護実践への応用、照林社、2019
江崎フサ子:ヘンダーソンの基本的看護に関する看護問題リスト第4版、ヌーヴェルヒロカワ、2013

評価指標

課題:100%(1回目の講義ですべての課題と提出スケジュールを提示する。毎回、課題提出がある)

関連科目

看護学概論、生活援助論Ⅰ・Ⅱ、診療補助技術論Ⅰ・Ⅱ、フィジカルアセスメントⅠ・Ⅱ、基礎看護学実習Ⅰ・Ⅱ、人間機能学、人間病態学、疾病障害論、臨床薬理学等

教員から学生への
メッセージ

看護過程は、看護目的を達成するための手段(方法)であり、こんな看護をしたいという看護者一人ひとりがもつ思いを具現的に実践するための方法論の1つです。授業では、「書き方」にこだわるのではなく、「なぜそのように表現するのか」という考え方を理解することを意識して参加してください。また、本科目では協同学習により進行します。教員による評価と、学習者による自己評価および相互評価にて評価を行います。相互評価によって複数の学習者を評価することを通じて、自らを見直す機会とし、学び合いを行うことを目的としています。みなさんの主体的な参加と、「どのような看護をしたいか」について表現しあうことを期待します。

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