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シラバス(令和2年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護援助の方法

公衆衛生看護方法論Ⅱ演習

Practice:Community Health Nursing Ⅱ

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担当教員 曽根志穂、塚田久恵、阿部智恵子、金子紀子、室野奈緒子
実務経験 複数の教員が担当しており、全員に病院勤務経験がある。
開講年次 2年次後期 単位数 1単位 授業形態 演習
必修・選択 必修 時間数 30時間
学習目的・目標

【目的】
公衆衛生の理念に基づき、住民の家庭・地域社会生活の場において提供する地域看護援助方法を演習し、援助提供の場に応じた看護職の役割・機能を学習する。
【目標】
1.家庭訪問援助のプロセスを学び、家庭訪問援助計画を立案し、情報収集、アセスメント、看護援助、記録、評価ができる。
2.健康教育のプロセスを学び、健康教育企画・指導案を作成し、実施、記録、評価ができる。
3.地域ケアシステムの必要性、構築のプロセスを学び、健康課題を解決するシステム構築について実践例や事例等をあげて議論できる。
4.地域で活躍する看護職としての保健師の役割や機能が考察できる。

授業計画・内容
  回   内容
  1-2 さまざまな生活の場で展開されている保健指導の実際を学ぶ
  3-5 家庭訪問援助の実際を学ぶ①
1.家庭訪問援助計画立案
①対象、地域のアセスメントーーーーーー③目的、目標、評価指標の設定、援助方法の考察
②健康課題の設定ーーーーーーーーーーー④家庭訪問援助計画書立案
  6-8 家庭訪問援助の実際を学ぶ②
2.家庭訪問援助の実施、記録、評価
①家庭訪問準備、実施(模擬演習)ーーー③家庭訪問援助における保健師の役割・機能の考察
②実施記録記載
  9-11 健康教育の実際を学ぶ①
1.健康教育企画・指導案作成
①対象、集団、地域のアセスメントーーー③目的、目標、評価指標の設定、教育・指導方法の考察
②健康課題の設定ーーーーーーーーーーー④健康教育企画書作成
  12-14 健康教育の実際を学ぶ②
2.健康教育の実施、記録、評価
①健康教育準備、実施(模擬演習)ーーー③健康教育における保健師の役割・機能の考察
②実施記録記載
  15 地域ケアシステムの実際を学ぶ
1.地域ケアシステムを必要とする健康課題
2.地域ケアシステムにおけるケアの連続性と継続性
教科書

標美奈子著者代表:標準保健師講座・1 公衆衛生看護学概論.医学書院
中村裕美子著者代表:標準保健師講座・2 公衆衛生看護技術.医学書院
松田正己著者代表:標準保健師講座・3 対象別公衆衛生看護活動.医学書院

参考図書等

荒賀直子・後閑容子編:公衆衛生看護学.jp第4版データ更新版(インターメディカル)
村嶋幸代編:最新保健学講座第2巻公衆衛生看護支援技術(メヂカルフレンド社)
宮崎美砂子他編:最新公衆衛生看護学総論(日本看護協会出版会).

評価指標

定期試験 70%、課題レポート 20%、出席および参加状況 10%
家庭訪問及び健康教育演習、ほか演習全般において
①対象、地域を的確ににアセスメントし、健康課題を見出すことができる。
②目的、目標、評価指標を設定し、その援助方法を考察し、看護計画を立てることができる。
③家庭訪問援助計画書及び健康教育企画書を立案・作成・実施(模擬演習)することができる。
④模擬演習実施後に記録及び評価ができる。
⑤保健師の役割や機能が考察できる。
⑥学生らしい自由な創造性や独創性を活かして演習に積極的に取り組むことができる。

関連科目

地域看護学概論、公衆衛生看護方法論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、公衆衛生看護方法論Ⅲ演習、公衆衛生看護学実習、コミュニティ政策論、公衆衛生学、疫学、保健統計学、保健医療福祉論、家族看護論

教員から学生への
メッセージ

地域看護学概論、公衆衛生看護方法論Ⅰ・Ⅱの講義において得た知識や技術を基本にして演習し、公衆衛生看護活動の実際を習得します。自分と家族の暮らしや生活を公衆衛生の視点から見つめて、地域の多様な人々の生活を考え、学生らしい広い視野と自由で柔軟な発想を活かして、人々の健康のために看護の専門職として何をしたらよいか考えて勉強に励んでほしい。ここで学ぶ内容は公衆衛生看護方法論Ⅲの基礎となり、公衆衛生看護学実習で体験することになります。

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