検索

シラバス(令和2年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護援助の方法

地域看護方法論Ⅰ

Community Health Nursing Ⅰ

印刷用PDF

担当教員 塚田 久恵、阿部 智恵子、織田 初江、曽根 志穂、金子 紀子
実務経験
開講年次 3年次前期 単位数 3単位 授業形態 講義・演習
必修・選択 必修 時間数 60時間
学習目的・目標

【目的】
公衆衛生の理念に基づき、住民の家庭・地域社会生活の場において提供するところの地域看護援助方法を理解し、援助提供の場に応じた看護職の役割・機能を学習する。
【目標】
1. 保健指導の目的と、その相談的対応の技術と教育的対応の技術を理解する。
2. 家庭訪問援助の目的、方法を理解する。
3. 健康教育の企画演習により、住民集団に対する看護援助の提供方法を理解する。
4. 住民と共に展開する地域看護活動の目的と方法を理解する。
5.地域組織活動および地域ケアシステムの構築に係る理論と技術を理解する。
1)地域組織活動の概念・理論と組織づくりの方法を理解する 。
2)地域ケアシステムの目的、意義、地域ケアシステム構築に係る理論について理解する。
3)実践例等を基に地域組織づくり、地域ケアシステムの構築に必要な手法を学び、ケアシステムにおける保健師の役割を理解する。

授業計画・内容
  回   内容
  1-2 保健指導の基本
1.公衆衛生看護における対象の理解(講義)
2.保健指導の技術(講義)
3.保健指導で活用できる理論(講義)
  3-4 保健指導の展開(1)
1.保健指導の技術(講義・演習)
2.健康相談、健康診査の展開(講義)
  5-9 保健指導の展開(2)
1.家庭訪問の技術(講義・演習)
2.家庭訪問による援助の展開(講義、臨地演習)
  10-19 健康教育の展開
1.保健行動理論、「健康への力」に関する理論(講義)
2.健康教育の技術、健康教育の展開過程と実際(講義、演習)
  20-21 地域組織活動の理論と実際
1.地域組織活動の概念・理論と組織づくりの方法(講義)
2.セルフヘルプ・グループや住民組織活動とその支援(講義)
  22-29 地域ケアシステム構築の理論と実際
1.地域ケアシステムを必要とする健康問題・地域ケアシステムの目的と意義(講義)
2.地域ケアシステム構築のための理論と手法(講義)
3.地域ケアシステム構築の手法(演習)
30 まとめ/定期試験
教科書

標美奈子著者代表:標準保健師講座・1 公衆衛生看護学概論.医学書院
中村裕美子著者代表:標準保健師講座・2 公衆衛生看護技術.医学書院
松田正己著者代表:標準保健師講座・3 対象別公衆衛生看護活動.医学書院

参考図書等

村嶋幸代編:最新保健学講座第2巻公衆衛生看護支援技術(メヂカルフレンド社)
宮崎美砂子他編:最新公衆衛生看護学総論(日本看護協会出版会).

評価指標

定期試験 50%、レポート 40%(個人20%、グループ課題の成果20%)、出席および参加状況 10%
出席と授業への参加状況では、学習の自主性及び主体性を重視して評価する。

関連科目

哲学、公衆衛生学、心理学、臨床心理学、表現学、法と社会、社会福祉論、家族社会学、教育学、保健医療福祉論、医療経済学、人間工学、人類生物学、人間機能学、人間病態学、臨床薬理学、疾病・障害論、精神保健論、臨床栄養学、健康環境論、生理人類学、基礎看護学、母性看護学、小児看護学、成人看護学、
老年看護学、精神看護学、地域看護学概論、地域看護方法論Ⅱ、地域ケアシステム論、
地域看護診断・援助論、コミュニティ政策形成論、地域看護学実習 他

教員から学生への
メッセージ

講義・演習において得た知識や技術を基本にして、広い視野と柔軟な発想で地域の人々の生活を考え、人々の健康のために看護の専門職として何をしたらよいか考えて勉強に励んでほしい。ここで学ぶ内容は地域看護方法論Ⅱの基礎となり、地域看護学実習で体験することになります。

HOME > シラバス(令和2年度) > シラバス > 地域看護方法論Ⅰ