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シラバス(平成31年度)

Syllabus

博士前期課程(修士) / 実践看護学領域 / 老年看護学分野

高齢者健康生活論

Quality of Life in the Elderly

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担当教員 中道 淳子、川島 和代、武山 雅志
実務経験
開講年次 1年次前期 単位数 2単位 授業形態 集中講義
必修・選択 選択 時間数 30時間
学習目的・目標

《学習目的・目標》
老化過程を辿りながら、できるだけその人らしい健康生活を送ることを支える看護実践に必要な評価方法を学び、高齢者のアセスメントとしてだけでなく幅広い評価法の活用が、専門的で高度な看護実践の発展に寄与することを体得する。
・各種評価法の目的と限界を述べることができ、具体的に適応がわかる
・高齢者・家族の包括的評価法と、身体的・心理的・社会的側面の各評価法の一部を使用出来る
・高齢者の評価の結果を専門的看護実践につなげることができる
・専門的で、高度な看護実践の評価としての評価法の活用がわかる
・老人看護専門看護師の役割評価としての評価法の活用が説明できる

授業計画・内容
≪授業展開の方法≫
・高齢者の全体的評価の視点の意味をの理念の資料を用いて討議する。
・各評価法のどれか1つを院生が相互に実施し、評価した結果から討議を行う。
・1名の高齢者に行った多面的な評価の結果から看護実践につなげる方法と意味の理解を、主体的な学習によって進める。
・専門看護師の活動評価としての高齢者の評価について資料を読み、討議を行う。
  回   内容   授業方法   担当
  1 健康障害を持つ高齢者と家族の、その人なりの健康生活を支援するための健康生活評価の枠組みについて理解するICFの提唱モデルと照らし合わせながら討議する。 講義

川島和代

  2-3 保健・医療・福祉領域にわたる高齢者総合機能評価(CGA)について、その理念と方法を理解する。 講義 中道淳子
  4-5
1. 日常生活動作、行動機能の評価を実施する。
基本的ADL、手段的ADL、FIM、身体バランス・柔軟性などを理解し、実際に使用する。
2. 認知機能についての評価を学ぶ
MMSE、HDSーR、CD R
講義
実技
中道淳子
  6-7 心理、精神症状、生活の質についての評価を理解する 
(主観的幸福感、生きがい、クオリテイ・オブ・ライフQOL評価、生活満足度など)
社会・環境サポートについての評価を理解し、実施する
生活環境評価(REAP)、ソ-シャルサポート、家族の介護力評価などを理解し、実施する
講義 武山雅志
  8-13 1名の高齢者に4つの側面の評価法を実施し、4つの評価結果をアセスメントして、看護判断につなげる。
評価結果のアセスメント、看護判断の結果を発表し、評価を老年看護実践につなげる意味について討議する。
実技 中道淳子
  14-15 老年看護の実践を評価するための評価方法について文献探索して、専門看護師の活動を評価するための高齢者の評価法を考える。 討議 中道淳子
教科書

高齢者総合的機能評価ガイドライン (鳥羽研二監修,厚生科学研究所発行)
児玉玉子、施設環境づくり実践マニュアル

参考図書等

崎原盛造編著:健康長寿の条件、KKワールドプランニング、2002
ARMEDA F.FERRINI著:今本喜久子監訳、高齢期の健康科学、メデイカ出版、2001
清水哲郎監修『どういきるか どう死ぬか 現場から考える死生学』弓箭書院

評価指標

プレゼンテーション(事例への評価結果アセスメント) 60%
討議参加(看護活動の評価討議など)          40%
*4段階評価:大変積極的、まあまあ、普通、余り積極的でない

関連科目

老化過程と病態論 高齢者生活支援論 

教員から学生への
メッセージ

生活者としての高齢者を看護するにおける、多面的なアセスメントツールをO多く、正しく持つことが、高度な看護実践の基本です。

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