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シラバス(平成31年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護の基本

基礎看護学実習Ⅱ

Practicum:Basic Practice Ⅱ

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担当教員 寺井梨恵子、中田 弘子、木森 佳子、石川倫子、田村幸恵、田淵知世、三輪早苗、瀬戸清華
実務経験
開講年次 2年次後期 単位数 2単位 授業形態 実習
必修・選択 必修 時間数 90時間
学習目的・目標

【学習目的】
医療機関で健康障害により入院生活を送っている対象を受け持ち、看護過程を展開する基礎的な能力と看護職として必要な態度を修得する。
【学習目標】
1. 看護に必要な情報のアセスメント、看護上の問題の特定、看護計画の立案、実践、評価ができる。
2. 看護過程を通して看護職として必要な態度を理解できる。

授業計画・内容
    内容
 

1. 日程・場所・グループ編成
1) 実習期間は、2年次夏季休業期間の内の2週間とする。
2) 臨地実習は県内の3医療機関で実施する。
3) 1グループは3~4名程度で編成し、各医療施設の病棟で実習する。
4) 実習1日目は、学内で主に受け持ち患者の病気(解剖生理、病態、症候、治療等)を学習する。
5) 2日目から10日間、臨地で実習を行うが、最終日は合同カンファレンス等、実習のまとめを行う。

2. 内容
1) 受け持ち対象は、健康障害により入院生活を送っている患者1名とする。
2) 対象の看護に必要な情報を収集し、アセスメントする。
3) 看護上の問題を明確にし、看護計画を立案、実施する。
4) 実施場面を再構成し、対象との相互作用について振り返り、評価する。
5) カンファレンスを通して、実習体験を意味づけするとともに他の学生と学びを共有する。
6) 看護過程を通し、看護の学びを深め、今後の課題を明らかにする。

教科書

看護専門領域(健康・疾病・障害の理解、看護の基本、看護援助の方法等)のテキスト、授業で配布された資料の他、受け持つ対象者のアセスメントに必要な各専門書、看護書を用いる。

参考図書等

任和子、秋山智弥編:根拠と事故防止からみた基礎・臨床看護技術第2版(医学書院)
系統看護学講座専門分野Ⅰ 基礎看護技術Ⅰ・Ⅱ 医学書院

評価指標

評価の割合は実習記録を60%、実習態度やカンファレンスへの参加状況等を40%とする。

関連科目

看護学概論、生活援助論Ⅰ・Ⅱ、基礎看護学実習Ⅰ、人間機能学、人間病態学、疾病障害論、臨床薬理学、臨床栄養学、フィジカルアセスメントⅠ・Ⅱ、診療補助技術論Ⅰ・Ⅱ等

教員から学生への
メッセージ

看護を必要としている対象に対して、先ず必要なことは専門的で知的な関心です。身体的な健康状態を的確に判断することにより、対象への人間的な関心は自ずと深いものになります。実習では特に人間機能学、人間病態学、疾病・障害論、看護の基本などで学んだ知識の統合が求められます。そのため、日頃から段階的に知識を定着させるよう自学自習しておくことが肝要です。また、看護計画の適切な実施のための準備では、実習前にバイタルサイン測定や清潔援助等の観察技術・日常生活援助技術をくりかえし練習しておくことが必要です。

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