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シラバス(平成31年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 健康・疾病・障害の理解

疾病・障害論ⅡC (各論3)

Diseases and Disorders IIC

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担当教員 多久和 典子、長谷川 昇、江嵐 充治(非)、岸谷 都(非)、勝木 準(非)、平木 清喜(非)、寺田 佳世(非)
実務経験
開講年次 2年次後期 単位数 1単位 授業形態 講義
必修・選択 必修 時間数 30時間
学習目的・目標

目的:
疾病・障害論 II(各論)シリーズの最後に位置するこの科目では、まず乳腺・内分泌外科の対象となる疾患について学びます。次いで、神経系・運動器系の疾患・障害について学び、最後に、リハビリテーションについて学びます。いずれも解剖生理学の正しい基礎知識の上に病態・症候・検査・治療・ケアの知識を積み重ねていきます。

目標:
(1) 乳腺外科・内分泌外科の対象となる疾患、とくに乳がんと甲状腺がんの基礎と臨床を理解する。
(2) 脳・神経系の基礎と臨床(脳神経内科領域・脳神経外科領域)を理解する。
(3)運動器系の基礎と臨床(整形外科領域)を理解する。
(4) リハビリテーションの目的・概念と、理学療法、作業療法、言語聴覚療法の概要を理解し、回復の促進とQOLの向上に関する基本的な知識を獲得する。

授業計画・内容
  内容
  1~2 乳腺外科・内分泌外科 乳がん、甲状腺がん
  3 脳神経内科(1) 中枢神経と末梢神経と解剖と生理
  4 脳神経内科(2) 症候(意識障害、高次脳機能障害、運動障害、感覚障害、脳神経麻痺、自律神経障害)
  5 脳神経内科(3) 脳血管障害、神経変性疾患、中枢神経の脱髄疾患、脳炎、髄膜炎
  6 脳神経内科(4) 末梢神経・神経筋接合部・筋の疾患、脳腫瘍(原発性・転移性脳腫瘍、髄膜腫)
 7 脳神経外科(1) 脳神経外科総論、頭部外傷、脳血管障害
  8 脳神経外科(2) 脳腫瘍、てんかん・三叉神経痛の外科、頭痛の臨床
  9 整形外科(1) 運動器の解剖と生理、運動器の外傷、総論
  10 整形外科(2) 骨折・脱臼、上肢・下肢の主要な疾患、脊柱の疾患、脊髄損傷、末梢神経麻痺
  11 整形外科(3) 腰痛症、ロコモティブシンドローム、骨腫瘍(骨肉腫とがんの骨転移)・脊髄腫瘍
  12 リハビリテーション(1) リハビリテーション総論
  13 リハビリテーション(2) 理学療法
  14 リハビリテーション(3) 作業療法
  15 リハビリテーション(4) 言語療法
教科書

系統看護学講座別巻「臨床外科看護総論」・「臨床外科看護各論」(医学書院)
「看護のための臨床病態学」(南山堂)

参考図書等

病気がみえる Vol. 7「 脳・神経」、Vol.9「婦人科・乳腺外科」(メディックメディア)
看護のための臨床病態学(南山堂)
看護師・看護学生のためのレビューブック(メディックメディア)
なるほどなっとく!解剖・生理学(南山堂)
なるほどなっとく!病理学(南山堂)
カラー図解 人体の正常構造と機能(日本医事新報社)
看護師国試対策START BOOK 解剖生理と疾病の特性(南山堂)

評価指標

成績評価対象者:出席2/3以上・レポート提出。
成績評価の基準:試験結果 100%で評価する。

関連科目

疾病・障害論 I IIA IIB、解剖生理学、生物学、人間病態学、フィジカルアセスメント、臨床薬理学、看護学の各科目

教員から学生への
メッセージ

チーム医療の主役の一人として、知識をどのように活用して患者に最善の医療を提供する一翼を担うことができるか、実際の医療の現場で活躍する自らの姿を思い描き、その実現のために必要な基礎知識を確実に習得していきましょう。解剖・生理の基本知識を確実にしておくことは言うまでもありません。沢山の知識の定着には、時間をかけて予習⇒講義⇒復習の学習サイクルを繰り返すことが必要。重要事項を手書きしてノートをまとめる事、この繰り返しの積み重ねで身につく事実を実感してください。

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