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シラバス(平成30年度)

Syllabus

博士前期課程(修士) / 実践看護学領域 / 成人看護学分野

がん看護援助論

Nursing Intervention for Cancer Patients

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担当教員 牧野 智恵、坂井 桂子、村上 好恵、小原 泉
実務経験
開講年次 1年次前期 単位数 2単位 授業形態 講義・演習
必修・選択 選択 時間数 30時間
学習目的・目標
学習目的:
がんサバイバーシップの概念やがん体験者の治療過程における様々な問題を学び、治療や療養場所の選択などにおける意思決定支援や看護援助方法を学ぶ。また、チーム医療における保健医療専門職との連携のあり方を学び、がん専門看護師としての基盤となる能力を養う。
学習目標:
1) がんサバイバーシップの時期の特徴が説明できる。
2) がん治療に伴う問題点と看護援助のあり方について理解できる。
3) がん看護の現状とがん看護専門看護師の役割について理解できる。
4) 最新の遺伝性がん疾患の現状とその支援、臨床試験における意思決定支援、チーム医療における保健医療専門職との連携について理解できる。
5) がん治療や意思決定に伴う倫理的課題について理解する。
6) がん体験者への長期支援の現状とその課題について探求できる。
授業計画・内容
  回   内容   授業方法   担当
  1 がん看護の国内外の動向とサバイバーシップの概念 講義・討議 牧野
  2
がん看護専門看護師の役割
看護の専門分化の歴史、がん看護専門看護師の役割
講義・討議 牧野
  3-5
最新の手術療法、がん薬物療法、放射線療法に伴う看護援助
術前術後の薬物療法、放射線療法の有害事象の予防と対処
講義・事例検討 牧野・原子
  6-7
がん患者の在宅療養支援におけるチーム医療の現状と課題
外来・地域連携、チーム医療における保健医療専門職との連携
講義・事例検討 坂井・牧野
  8-9
遺伝性腫瘍の患者および家族への看護
がん遺伝看護における看護の専門性(遺伝性腫瘍に関する最新の知識、遺伝性腫瘍患者およびその家族の精神的苦痛)
遺伝カウンセラーとしての看護師の役割と機能を事例を通して理解する
講義・討議
事例検討
村上・牧野
  10-12
臨床試験におけるがん患者や家族の意思決定と看護援助
臨床試験が選択され、実施される際に患者と家族が直面する問題
治験コーディネータとしての看護師の役割と機能
コーディネーション事例について、倫理的視点に焦点を当て討議する
講義・討議
事例検討
小原・牧野
  13-15
がん体験者への長期的支援
サポートグループやセルフヘルプグループ活動の現状と支援状況について文献を通して学習する
患者およびその家族への支援の実際の講義・討議を通して今後の課題とについて探求する
講義・討議 牧野
教科書

各担当講師毎に資料・文献を事前に提示する。

参考図書等

遺伝カウンセリング、治験コーディネータの参考図書、文献は1ヶ月前に提示する。

評価指標

各セッションの準備状況と学習への取り組み(40%)、事例分析時の発表・質疑応答内容(30%)、レポート (30%)を統合して評価する。

関連科目

がん看護学演習Ⅰ・Ⅱ

教員から学生への
メッセージ

授業を受ける際はあらかじめ予習をしてきて下さい。

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