検索

シラバス(平成30年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護援助の方法

精神看護方法論Ⅱ

Psychiatric Nursing Ⅱ

印刷用PDF

担当教員 川村 みどり
清水 暢子
大江 真吾
実務経験
開講年次 3年次前期 単位数 2単位 授業形態 講義・演習
必修・選択 必修 時間数 45時間
学習目的・目標

【目的】
精神科看護の対象となる人への看護に必要となる、精神看護技術について理解する。
精神科看護の対象となる人に適切な看護を提供するために、看護過程を展開する能力を身につける。
【目標】
1. 精神科における看護技術について説明できる。
2. 対象の主体性を重視した看護について説明できる。
3. 対象の強みに着目した看護について説明できる。
4. 家族へのアプローチの具体的手法について説明できる。
5. 対象の健康状態をアセスメントできる。
6. 対象の健康状態に応じた看護計画を立案できる。
7. 対象の退院後の生活を想定した看護を考えることができる。
8. カンファレンスで自分の意見を述べ、議論を深めることができる。

授業計画・内容
  回   内容
  1-2 イントロダクション
【講義】気分障害患者の看護(うつ) ;事例提示,情報の整理
  3-4 【演習1】気分障害患者の看護(うつ)
【講義】気分障害患者の看護(躁);事例提示,情報の整理
  5-6 【演習2】気分障害患者の看護(躁)
【講義】発達障害患者の看護;事例提示,情報の整理
  7-8 【演習3】発達障害患者の看護
【講義】不安障害患者の看護;事例提示,情報の整理
  9-10 【演習4】不安障害患者の看護
【講義】アルコール依存症患者の看護
  11-12 【講義】パーソナリティ障害患者の看護 
【演習5】パーソナリティ障害患者の看護;全体像の把握,看護の方向性,看護計画立案
  13-14 【演習6】パーソナリティ障害患者の看護;看護計画の発表,全体検討,まとめ
【講義】統合失調症患者の看護(急性期)
  15-16 【演習7】統合失調症患者の看護(急性期)
【講義】統合失調症患者の看護(回復期)
  17-18 【演習8】統合失調症患者の看護(回復期)
【講義】統合失調症患者の看護(慢性期)
  19-20 【演習9】統合失調症患者の看護(慢性期)
演習のまとめ
  21-22 実習に向けて(1)  特別講義
  23 実習に向けて(2)

 

教科書

岩﨑弥生、渡邉博幸(編集):精神看護学① 精神看護学概論・精神保健 第4版、メジカルフレンド社、2015
岩﨑弥生、渡邉博幸(編集):精神看護学② 精神障害をもつ人の看護 第4版、メジカルフレンド社、2016
上田敏(著):ICFの理解と活用、初版、萌文社、2005

参考図書等

渡辺雅幸:専門医がやさしく語る はじめての精神医学 改訂第2版、中山書店、2015

評価指標

授業回数の2/3以上の出席者のみ評価対象とする。
演習の課題50%、事例のグループワーク20%、事例ごとのミニテストと定期試験30%

関連科目

哲学、生命倫理学、心理学、臨床心理学、社会福祉論、精神保健論、疾病・障害論Ⅲ(精神)、精神看護学概論、精神看護方法論Ⅰ、地域精神保健看護論、精神看護学実習、統合実習A

教員から学生への
メッセージ

現在の精神保健医療福祉では、入院治療にとどまらず、地域での生活を継続できる支援も実践されています。対象に対する治療や看護について学び、さらに対象の望む生活を支援するケアについて考えましょう。

HOME > シラバス(平成30年度) > 精神看護方法論Ⅱ