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シラバス(平成30年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護援助の方法

精神看護学概論

Introduction to Mental Health Nursing

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担当教員 谷本 千恵、川村 みどり
実務経験
開講年次 2年次前期 単位数 1単位 授業形態 講義・演習
必修・選択 必修 時間数 24時間
学習目的・目標

【目的】

 心(精神)の健康について脳科学や精神力動理論、成長発達、社会・環境との関連など広い視野で学ぶとともに精神保健医療福祉に関する法律・制度の歴史的な変遷をふまえて人権尊重・権利擁護、リカバリーについて理解し、精神看護実践の基礎となる考え方や態度を養う。

【目標】
1. 心(精神)の健康について、脳の構造・機能や精神力動理論の見地から説明することができる。
2. ライフサイクルの各期におこりやすい精神保健上の問題について述べることができる。
3. 現代社会における精神保健上の主な問題と社会・環境との関係について考察することができる。
4. ストレス反応・危機理論について理解し、自身のストレスマネージメントについて考察できる。

5. リエゾン精神看護、 災害時の地域精神保健活動について述べることができる。

6.  精神科医療において起こりやすい患者の人権と倫理的問題について歴史的経緯や法律・制度と関連づけて説明できる。看護師としての基本的姿勢や留意点について考察することができる。

 

授業計画・内容
内容
1 精神看護学とは
2 心(精神)のとらえかた(脳との関連)
3 心(精神)のとらえかた(精神力動理論・防衛機制)
4 発達と心 (精神)の健康
5 ストレスと危機理論
6 メンタルヘルス
7 現代社会と心(精神)の健康
8 リエゾン精神看護
9 災害時の地域精神保健活動
10 精神保健医療福祉の歴史
11 権利擁護と看護者の倫理
12 まとめ
教科書

岩崎弥生/渡邉博幸(編集):精神看護学①精神看護学概論・精神保健、第4版、メヂカルフレンド社、2015
岩崎弥生/渡邉博幸(編集):精神看護学②精神障害をもつ人の看護、第4版、メヂカルフレンド社、2016
上田敏(著):ICFの理解と活用、初版、萌文社、2005

参考図書等

渡辺雅幸:専門医がやさしく語る はじめての精神医学、改訂第2版、中山書店、2015

評価指標

レポート30%、定期試験70%

(授業回数の2/3以上の出席者を評価対象とする。)

関連科目

心理学、臨床心理学、精神保健論、疾病・障害論Ⅲ、精神看護方法論Ⅰ、精神看護方法論Ⅱ、地域精神保健看護論、精神看護学実習、統合実習A

教員から学生への
メッセージ

 現代はストレス社会と言われ心 の健康への関心が高まっています。では、心とはいったい何でしょうか?誰でも心の不調は経験しますが、どこからが病気なのでしょうか?心の病気にならないためにはどうしたらよいのでしょうか?自分の精神状態が良好でなければ患者さんの看護はできません。この授業で心の健康について一緒に学び・考えましょう。

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