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シラバス(平成30年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護援助の方法

成人看護方法論Ⅰ

Adult Nursing:Care and MethodologyⅠ

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担当教員 村井 嘉子
北山 幸枝
牧野智恵
松本智里
実務経験
開講年次 2年次後期 単位数 2単位 授業形態 講義・演習
必修・選択 必修 時間数 45時間
学習目的・目標

<目的>
成人患者の健康機能障害をアセスメントして看護上の問題を確定し、適切な看護援助を計画し立案するために必要な知識や技術を習得する。また、基本となる看護問題の解決に必要な実践的な思考プロセスを養う。
<目標>
1. 成人期に特徴的な健康機能障害をもつ患者の不適応反応をアセスメントすることができる。
2. 各健康機能障害に患者に不適応反応を生じさせる要因を述べることができる。
3. 患者の不適応反応が患者へ与える影響を述べることができる。
4. 事例を通して患者の不適応反応から看護上の問題を取りだし、確定することができる。
5. 事例を通して具体的な援助の方法を計画・立案することができる。

授業計画・内容

  回

  内容
  1-13 ◇成人期特有の疾患のある紙上患者を通して看護過程を用いて展開する
・各機能のアセスメント

※各機能に関連する解剖・生理学、疾病障害論等について復習の上、受講する。
※各機能障害に関する事前課題が提示されるので、それを実施の上、受講する。
1~8回:本授業の進め方と基本事例の紹介
・「基本的欲求の充足状況」「常在条件」「病理的状態」との関連付け方
・ 呼吸・循環機能に障害をもった患者のアセスメント
・ 呼吸・循環機能に障害をもった患者の看護問題の理解と援助方法
・ 消化・吸収機能に障害をもった患者のアセスメント
・ 消化・吸収機能に障害をもった患者の看護問題の理解と援助方法
   ※アセスメントレポート、確認テスト
9~15回:
・ 栄養・代謝機能に障害をもった患者のアセスメント
・ 栄養・代謝機能に障害をもった患者の看護問題の理解と援助方法
・腎機能に障害をもった患者のアセスメント
・腎機能に障害をもった患者の看護問題の理解と援助方法 
・運動機能に障害を持つ患者のアセスメント
・運動機能に障害を持つ患者の看護問題の理解と援助方法
    ※アセスメントレポート、確認テスト
16回:前半試験
17~23回:
・意識障害のある患者のアセスメント
・意識障害のある患者の看護問題の理解と援助方法
・生体防御障害をもった患者のアセスメント
・生体防御障害をもった患者の看護問題の理解と援助方法 
・事例の情報統合
・看護計画
    ※アセスメントレポート、確認テスト
教科書

疾病・障害論で使用するテキスト
系統看護学講座 専門分野Ⅱ 成人看護学2~11(但し、9. 女性生殖器を除く)
糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版

参考図書等

疾病・障害論で使用した教科書及び資料

評価指標

講義の前半及び後半、それぞれの時間数の2/3以上の出席がなければ、試験は受験できず評価の対象にはならない
前半筆記試験40%、後半筆記試験40%、各機能障害のアセスメント等レポート(4回)20%

関連科目

疾病・障害論ⅡA、疾病・障害論ⅡB、臨床薬理学、臨床栄養学
疾病・障害論ⅠA、疾病・障害論ⅠB、疾病・障害論ⅡC

教員から学生への
メッセージ

成人看護学で学ぶ内容は広範囲です。疾病障害論や病態学で学んだことを想起・振り返りながら学習してください。
教科書や参考図書を読むだけでは実力はつきませんから、じっくり考え時間を掛けた学習をしてください。看護は人間の健康生活に即して考えることです。じっくり考える学習習慣ができると看護がおもしろくなります。

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