外科的治療（手術）の対象となる疾患・障害、急性重症患者の病態と対処についての基本を学ぶことを目的とします。具体的には、以下の３つの大きな学習項目を修得することを目標とします。（１）外科的治療の原則と特色、侵襲を受けた生体の反応、周手術期管理の基本（清潔操作と感染管理、呼吸・循環管理、体液管理、麻酔・疼痛管理）、（２）さまざまな原因による急性重症患者の病態、アセスメントのしかた（病歴・症状・徴候・検査）、治療・ケアのポイント、災害医療、（３）心血管外科、呼吸器外科、消化器・腹部外科、小児外科、移植医療の各論（各疾患の病態・症候・検査・治療と看護の要点）。

系統看護学講座別巻「臨床外科看護総論」・「臨床外科看護各論」・「救急看護学」（医学書院）

病気がみえる Vol. 1 消化器, Vol. 2 循環器, Vol. 4 呼吸器, Vol. 8 腎・泌尿器 （メディックメディア）
看護のための臨床病態学（南山堂）
看護師・看護学生のためのレビューブック（メディックメディア）
なるほどなっとく！解剖生理学（南山堂）
なるほどなっとく！病理学（南山堂）

成績評価対象者：出席2/3以上・レポート提出。試験結果 100%で評価する。

疾病・障害論IIA・IIB・IIC・ IB、人間機能学I・II・III、人間病態学I・II・III、フィジカルアセスメント、看護学の各科目、臨床薬理学、臨床栄養学、人類生物学

外科的疾患・障害を持つ患者や急性重症患者の看護に必須な基礎知識を獲得します。急性重症患者の治療の原則は「先手必勝」です。皆さんの学習も「先手必勝」とするため、予めテキストを読んでくることが必要条件となります。さらに、講義で学習したことを復習し、繰り返し学習により自分自身のものとしてください。もしも自分や家族が患者になったと仮定して、看護してもらいたいと思うような看護師を目指して学習しましょう。