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シラバス(平成30年度)

Syllabus

学部 / 人間科学領域 / 人間の理解

生命倫理学

Bioethics

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担当教員 浅見 洋、米田 昌代、丸岡 直子、牧野 智恵
実務経験
開講年次 2年次前期 単位数 2単位 授業形態 講義
必修・選択 必修 時間数 30時間
学習目的・目標

【目的】
現代医療の現場で重要な課題となっている生命倫理の諸問題について考察し、倫理的な判断力と倫理的感性を養う。
【目標】
現代医療の現場における具体的な生命倫理の諸問題の内容を理解し、諸問題を倫理的原則を踏まえて解決するための基礎的な力を育む。医療現場の倫理的な問題に気づくことができる感性=倫理的感性を高める。

授業計画・内容
  回   内容
  1 生命倫理とは何か
  2 健康・病気・医療の概念
  3 科学的医療の倫理的問題
  4 看護倫理の基盤(看護倫理綱領)
  5 生の始まりと関わる倫理問題1(生殖技術)
  6 生の始まりと関わる倫理問題2(人工妊娠中絶)
  7 生の始まりと関わる倫理問題3(遺伝子技術と優生学)
  8 母性看護における倫理問題(事例検討)
  9 生の終わりと関わる倫理問題1(移植医療と死の概念)
  10 生の終わりと関わる倫理問題2(安楽死と尊厳死)
  11 生の終わりと関わる倫理問題3(ターミナルケア)
  12 別れの手紙を書く(演習)
  13 人間とは何か
  14 インフォームド・コンセント
  15 今後の医療と生命倫理
  16 試験
教科書

今井道夫「生命倫理学入門(第2版)」(産業図書)

参考図書等

随時紹介

評価指標

筆記試験(80%)、レポートとプレゼンテーション(10%)、講義への出席状況と受講態度(10%)

関連科目

哲学 教育学 法と社会 健康環境論 看護学概論 看護管理学Ⅱ 緩和ケア論 母性看護学概論 

教員から学生への
メッセージ

倫理とは、〈ひととひとの間〉の〈ことわり(理)〉を意味しています。看護はまさに、ひととひとの関係の中でなされ、倫理が問われる現場です。看護行為は倫理的行為そのものです。現代医療、看護の現場には、医療技術の発展にともなうさまざまな倫理的問題だけではなく、日常的な看護行為の中にも倫理問題は存在します。そうした問題を一緒に考えてみたいと思います。できるだけ、その日のテーマについて予習をして出席し、質問して下さい。

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