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シラバス(平成28年度)

Syllabus

博士前期課程(修士) / 実践看護学領域 / 成人看護学分野

成人看護学特論

Theory and Issues in Adult Nursing

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担当教員 牧野智恵 、村井嘉子
実務経験
開講年次 1年次前期 単位数 2単位 授業形態 講義・演習
必修・選択 選択 時間数 30時間
学習目的・目標 学習目的: がん患者がおかれている状況を理解するために、および看護援助を計画・実施するために必要な理論とその活用方法を学ぶ。 学習目標: 1)がん患者・家族が抱える問題を理解するために有用な理論や概念について説明することができる。 2) がん患者・家族に援助を提供する際に活用可能な理論を取り上げ説明することができる。 3)上記1)2)で取り上げられた理論や概念について理解を深め、それらの実践への活用方法を検討できる。
授業計画・内容
内容 授業方法 担当

1-2

①がん看護に関する理論と研究・実践の関連性

②概念枠組み、モデル、理論、操作的定義について

講義

牧野・村井

3-4

マーガレット・ニューマンの「拡張する意識としての健康」の理論と活用

プレゼンテーション
討議

牧野・村井

5-6

『「ケア」の本質』(ミルトン・メイヤロフ著)の理解と活用

プレゼンテーション
討議

牧野・村井

7-8

ストレス-コーピング理論の理解と活用

プレゼンテーション
討議

村井・牧野

9-10

危機理論の理解と活用

①フィンクの危機理論、Donna   C.AguileraとJanice M.Messickの問題解決法理論

プレゼンテーション
討議

村井・牧野

11-12

がん患者・家族に関連する理論

①ソーシャル・サポート理論の理解と活用

プレゼンテーション
討議

村井・牧野

13-15

病における苦悩の意味に関する理論の理解

①V.E.フランクル思想の理解とがん患者への応用

プレゼンテーション
討議

牧野

教科書 都留伸子監訳;看護理論家とその業績、医学書院、2004年
参考図書等 1.逸見功監訳;バーンズ&グローブ 看護研究入門-実施・評価・活用-、エルゼビア・ジャパン、2007年 2.佐藤栄子編著;中範囲理論入門、日総研、2008年 3.霜山徳爾訳・V.E.フランクル著;夜と霧、みすず書房、1982年 4.田村真・向野宣之訳・ミルトン・メイヤロフ著;ケアの本質、ゆみる出版、2006年 その他、随時紹介する
評価指標 各セッションの準備状況と学習への取り組み(40%)、発表・質疑応答内容(30%)、レポート(30%)
関連科目 看護研究、特別研究、看護科学論、
教員から学生への
メッセージ
ゼミの進め方について ①学生は授業計画に示した理論について、参考書や理論家の著書をもとにレジュメを作成する。 ②その理論に関する研究論文(できるだけ海外の学会誌で発表された原著論文)について、研究目的、方法、結果、考察について資料を作成し、発表する。文献は3日前までに、関係学生・教員に配布しておくこと。 ③学生の発表内容について、教員とともに討議を行い、理論の内容について理解を深める。 実践・研究を行う上で理論や概念の理解は重要です。特に英語の文献はできるだけ多く読み、修士論文に大いに役立ててください。主体的な取り組みを行って活発なディスカッションの中で理解を深めていってください。

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