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シラバス(平成28年度)

Syllabus

博士前期課程(修士) / 実践看護学領域 / 子どもと家族の看護学分野

子どもと家族の援助論

Advanced Nursing Practice for Child and Family

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担当教員 西村 真実子、金谷 雅代、松井 弘美、高橋 久子、羽場 美穂、柿沢 有希子、工藤 淳子 
実務経験
開講年次 1年次後期 単位数 2単位 授業形態 演習
必修・選択 選択 時間数 30時間
学習目的・目標 目的: 複雑な問題を抱える困難事例 (健康障害をもつ子どもの事例で、関わる人々―子ども・家族・医療者等―の間の意見・考え・感情を調整する必要がある事例、倫理的葛藤がある事例等) の検討を通して、クリティカルシンキング能力、エビデンスに基づいたアセスメント能力、問題解決能力を養う。 目標: 1)事例の分析過程において、高度実践に必要な注目すべき情報群、問題の原因や背景にある関連状況、子どもの病気の病態生理等を統合させ、多角的に理解することを学ぶ。 2)専門看護師に求められる「高度実践・教育・相談・調整・倫理」の各機能とその専門性について、事例検討を通して理解を深める。
授業計画・内容
内容 授業方法 担当

小児看護における専門看護師の機能(高度実践、教育、相談、調整、研究、倫理)

講義/討論

西村

専門看護師の高度実践、調整機能の実践事例*1
慢性疾患の事例(1型糖尿病、ネフローゼ症候群、慢性腎不全など)

講義/討論

松井

専門看護師の高度実践、調整機能の実践事例*2
 慢性疾患の事例(先天性心疾患、喘息、アレルギー性紫斑病など)

講義/討論

高橋

専門看護師の高度実践、調整機能の実践事例
 慢性疾患の事例(小児がんなど)

講義/討論

松井

先天性疾患をもつ子どもとその家族への高度な看護実践:ダウン症など

講義/討論

金谷

6

専門看護師の高度実践、調整機能の実践事例
外科系疾患(胆道閉鎖症、脊椎側弯症、口唇口蓋裂、骨折など)

講義/討論

羽場

7

小児救急における事例のアセスメントと援助:呼吸障害・発熱・発疹・腹痛・頭部打撲などの症状からの正常・異常の判断など

講義/討論

柿沢

8

ハイリスク新生児とその家族への高度な看護実践:生命維持、痛み、成長・発達(あるいはデベロップメンタルケア)、親子関係促進などに関して複雑な問題をもつ事例

講義/討論

工藤

9

小児看護における倫理的問題

講義/討論

西村

10

専門看護師の倫理機能の実践事例*3
点滴や内服の拒否、抜管の恐れのある子どもの抑制、子どもへの検査や処置の説明に親が戸惑う場面など

講義/討論

松井

11

小児看護におけるコンサルテーション
 小児事例を例にして、コンサルテーションのプロセス、問題のアセスメント、問題の明確化、活動の意味付け、コンサルテーションの方向性の提示、課題提示、目標設定、人的資源の活用可能性、意思決定のサポート、サポート体制の整備、直接ケア技術の具体的提示等

講義/討論

松井

12

専門看護師のコンサルテーション機能の実践事例*4

講義/討論

松井

13

専門看護師・教育機能の実践事例
 看護研究指導、研修会等の講義案作成など

講義/討論

松井

14

ホームワーク事例についての検討
上記の*1,3,4の講義後に出されたホームワーク事例についての院生全員の「アセスメント、援助計画」内容を共有し、質疑応答、コメントを行う。

プレゼン/討論
/講義

松井、金谷、西村

15

ホームワーク事例についての検討
上記の*2の講義後に出されたホームワーク事例についての院生全員の「アセスメント、援助計画等」内容を共有し、質疑応答、コメントを行う。

プレゼン/討論
/講義

高橋、金谷、西村

教科書
参考図書等 随時紹介する。
評価指標 1.出席状況・授業への参加状況 60% 2. ホームワーク事例 40%
関連科目
教員から学生への
メッセージ

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