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シラバス(平成28年度)

Syllabus

博士前期課程(修士) / 共通科目 / 共通科目

看護研究

Nursing Research

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担当教員 丸岡 直子、川島 和代、小林 宏光、林 一美
実務経験
開講年次 1年次前期 単位数 2単位 授業形態 講義
必修・選択 必修 時間数 30時間
学習目的・目標 《学習目的》 看護にかかる現象や問題、およびそこに潜む法則性を明らかにするための研究のプロセスや科学的アプローチについて教授する。 研究を行う上で文献レビューの重要性と実践について教授する。修士論文研究計画書の作成に先駆けて、研究計画書の書き方についても教授する。 《学習目標》 1.さまざまな研究方法で書かれた論文を読んでいくという作業を通して、研究デザインや理論・概念枠組み・データの収集・測定用具・分析方法・分析結果の解釈について理解を深めることができる。 2.研究課題の選択や吟味の方法を理解することができる。 3.自分の関心のある(問題意識などを持つ)事項の研究の文献を読み最新の知見の大要を知る。
授業計画・内容
内容 授業方法 担当
1 授業に関する説明、研究とは何か、看護研究の重要性、看護の歴史的概観 講義 丸岡
2

研究課題、研究デザイン、研究目的、研究方法、概念枠組み、研究過程と研究計画、研究倫理

講義 丸岡
3

量的研究方法論1 実験研究(準実験研究含む)と非実験研究

講義 川島
4 量的研究方法論2 概念枠組みと仮説の生成 講義 川島
5 量的研究方法論3 調査研究のための準備 質問紙作成と対象の選定 講義 川島
6 量的研究方法論4 調査研究の実施上の留意事項 講義 川島
7

準実験研究方法論1 どのようにして自分の主張に説得力を持たせるか

講義 小林
8

準実験研究方法論2 比較・コントロールに関する考え方

講義 小林
9

準実験研究方法論3 研究の新規性に関する考え方

講義 小林
10

準実験研究方法論4 論文構成の技術:本文の記述,図表の作成,引用文献の記載に関するルール

講義 小林
11 質的研究方法論1  質的研究の特徴 質的研究のアプローチ 講義
12

質的研究方法論2  データ収集

講義
13

質的研究方法論3  データ分析とまとめ

講義
14 質的研究方法論4  質的研究論文の精読 講義
15

論文クリティーク   各自、関心のある(問題意識を持っている)事項について文献検索を行いレビューする(大要を発表)

演習 丸岡
教科書 1)Polit D.F&Hungler B.P.: Principles and Methods 近藤潤子監訳:看護研究-原理と方法、医学書院 2)ドナ・ディアー著、小島通代他訳:看護研究-ケアの場で行うための方法論、日本看護協会出版会 他
参考図書等 授業の中で提示する。
評価指標 図書館での文献検索の研修は必ず受けること。 授業全体をとおしての、参加状況、講義終了後のレポートによって評価する。
関連科目 看護科学論、データ分析方法論
教員から学生への
メッセージ
看護研究の重要性を理解し、研究の進め方に必要な基礎的な知識を身につけていきます。研究を行っていく上で文献を自分で検索し収集し読みこなしていくという基本的な能力は非常に重要ですので、初期から文献に慣れ親しむようにしてください。

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