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シラバス(平成28年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護の実践

母性看護学実習

Maternity Nursing:Practicum

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担当教員 濱 耕子
山岸 映子
米田 昌代
曽山 小織
実務経験
開講年次 3年次後期 単位数 2単位 授業形態 実習
必修・選択 必修 時間数 90時間
学習目的・目標 【目的】 マタニティサイクルにある母子の身体的・心理的な特徴と健康課題への理解を深めるとともに、その家族にも目を向けて母性看護の基礎的な実践能力を養う。 【目標】 1. 妊娠・分娩・産褥期および新生児期にある母子及び家族の健康状態についてアセスメントし、必要な援助を実施し評価することができる能力を養う。 2. 母子の継続看護の必要性について考えることができる。 3. 周産期にある母子をとりまく環境の実際や社会資源の活用方法を知る。 4. 周産期の看護援助における妊婦・産婦・褥婦・新生児とその家族の人権ならびに生命の尊厳、プライバシーに配慮した態度など倫理的配慮の実際を学ぶ。 5. 周産期病棟の管理について学ぶ。 6. 周産期医療における看護師および医師、助産師等他職種の役割や協働の重要性を学ぶ。
授業計画・内容
内容

実習施設の産科・小児科外来、産科病棟、分娩室、新生児室等において、以下の内容を見学・実践することによって
学ぶ。
1. 妊婦および家族への看護の必要性
  1) 妊婦および胎児の健康状態・心理面・社会面のアセスメント
  2) 妊婦の身体的・心理的・社会的状況から生じる健康問題の抽出
2. 産婦および家族への看護の必要性
  1) 分娩経過中の母子の適応状態の確認
  2) 分娩経過中の母子と家族の看護への参加
  3) 産婦と家族の出産に対する思いや反応の確認
  4) 分娩の安全・安楽につながるケアや環境の実際
3. 褥婦および家族の看護の必要性(看護過程の展開)
  1) 妊娠期・分娩期の状況から産褥期の健康状態に関連する因子のアセスメント
  2) 褥婦の健康診査の実際
  3) 褥婦の身体の変化や健康問題に対するセルフケア能力の観察とアセスメント
  4) 母乳栄養の確立、母子関係の確立のための母子の状態の観察とアセスメント
  5) 褥婦の母親役割行動取得過程、役割変化におけるセルフケア能力の観察とアセスメント 
  6) 家族の役割変化に伴う対応状況の確認とアセスメント
  7) 1)~6)のアセスメントを基に看護計画立案、基本的看護技術を活用した援助の実施、評価
4. 新生児の看護の必要性
  1) 胎児期・分娩期の状況から新生児期の健康状態に関連する因子のアセスメント
  2) 新生児の健康診査の実際
  3) 新生児の母体外生活適応状態の観察とアセスメント
  4) 新生児の母体外生活適応を順調に進めるための看護の実際(環境調整、清潔、栄養管理)
5. 母子の継続看護(マザークラス・出生前教室、退院後1週間健診、1ヶ月健診)の実際
6. 周産期医療にある母子をとりまく環境の実際と社会資源の活用方法 
7. 周産期の看護援助における倫理的配慮の実際     
8. 周産期病棟の管理
9. チーム医療や医師、助産師等他職種との協働

教科書
参考図書等 森恵美他:系統看護学講座 専門分野Ⅱ母性看護学2 母性看護学各論 (医学書院) 横尾京子編他:ナーシング・グラフィカ 母性看護学① 母性看護実践の基本 (メディカ出版) 仁志田博司:新生児学入門 第4版 (医学書院) 荒木勤:改訂22 版 最新産科学 正常編 (文光堂) 荒木勤:改訂22 版 最新産科学 異常編 (文光堂)  その他適宜提示予定
評価指標 看護実践内容・記録物 100%
関連科目 疾病障害論Ⅳ(母子)、母性看護学概論、母性看護方法論Ⅰ・Ⅱ
教員から学生への
メッセージ
妊婦・産婦・褥婦や新生児および家族へのよりよい看護ケアのあり方について実践を通して学びましょう。
女性や新生児が持つすばらしい能力を学ぶことができるはずです。

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