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シラバス(平成28年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護の発展

子供の発達支援論

Support for Child Development

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担当教員 西村 真実子
実務経験
開講年次 4年次後期 単位数 1単位 授業形態 講義・演習
必修・選択 選択 時間数 15時間
学習目的・目標 目的:子どもの成長発達に関する社会的問題の中から「育児不安」や「子どもの虐待」について取り上げ、その背景、対応、今後の課題、看護職の役割について学ぶ。 目標:育児不安・育児困難・子ども虐待の定義や発生機序、虐待的養育環境が子どももたらす影響、虐待の一次・二次・三次予防および親子への援助について、ビデオや手記等を通して理解を深め、虐待という現象を概念的な理解にとどまらず、身近な問題としてとらえられるようにする。
授業計画・内容
内容
1-2 1. 子どもの虐待の定義、類似概念
2. 育児不安や虐待などの実態
3. 虐待の発生・関連要因
4. 虐待的養育環境が子どもにもたらす影響
3-4 映画「愛を乞う人」およびグループワーク
5-6 1. 虐待予防システム・事業
2. 育児不安・育児困難・虐待に悩む親との関わり・援助
3. 被虐待児との関わり・援助
4. 援助者の共感疲労・セルフケア
7 事例検討およびグループワーク
8 子どもの虐待予防の啓発ポスター作成(グループワーク)

教科書
参考図書等 才村純:ぼくをたすけて 子どもを虐待からまもるために、中央法規、2004 長谷川博一:たすけて!私は子どもを虐待したくない 世代連鎖を断ち切る支援、径書房、2003
評価指標 1. 出席状況(10%) 2. レポート課題3回(90%)
関連科目
教員から学生への
メッセージ
育児不安、子どもの虐待、不登校、家庭内暴力等、近年目立ってきている子どもと家族に関する問題の根っこには共通する問題が横たわっているように思います。もちろん、各現象は複雑でまとめて語ることはできないし、ひとり一人の子どもや親、家族の状況、事情は違います。予防には何が必要なのか、ひとり一人が抱える葛藤とどう向き合い対処していくのがよいのか等、子育てや子どもの養育環境、社会という視点から一緒に考えていきたいと思います。

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