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シラバス(平成28年度)

Syllabus

学部 / 人間科学領域 / 情報

保健統計学

Health Statistics

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担当教員 松原 勇
実務経験
開講年次 1年次後期 単位数 2単位 授業形態 講義
必修・選択 必修 時間数 30時間
学習目的・目標 集団における健康現象の観察や統計処理の基礎となる統計学の主要概念、基礎理論、解析方法について学習する。また、保健統計に関する既存の資料を素材にして各種データの処理方法や解析方法について学習する。
授業計画・内容
内容
1 看護における統計学の役割
2

データの種類(量的データ、順序データ、質的データ)及び偏り

3 基本統計量・代表値(平均値、標準偏差、メジアン、モード)
4 確率と確率分布(正規分布、ポアソン分布、t分布、χ2分布等)
5 疾病とリスクファクター及びその因果関係の記述
6 臨床試験(新薬研究・プロトコル、インフォームドコンセント)について
7 ADL(日常生活動作)の記述及び評価について
8

QOL(生活の質)の評価法(たとえばSF36)及びその信頼性・妥当性

9 仮説の作り方及び帰無仮説の統計的検証(有意確率)
10

平均値の差の検定(t検定)及び割合の検定(χ2検定)

11 相関関係の分析と回帰分析
12 多変量解析(重回帰分布、多重ロジスティックモデル)の紹介
13 生命表分布(カプランマイヤー法、Coxの比例バザードモデル)の紹介
14

人口動態統計(出生統計、年齢調整死亡率、平均寿命など)

15 疾病統計(罹患率、有病率等)の取り方とその結果の保健分野への応用及び総括
教科書 福富、橋本著「保健統計・疫学」南山堂(必携)
参考図書等
評価指標 毎回の授業での小課題で総合的に評価する(100%)
関連科目 情報リテラシー 情報処理学 公衆衛生学 疫学
教員から学生への
メッセージ
1. 公衆衛生学、疫学、研究方法論及び卒業研究の基礎となる科目です。 2. 実際のパソコンでの統計計算は2年次後期の「情報処理学」で行います。

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