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シラバス(平成26年度)

Syllabus

博士前期課程(修士) / 実践看護学領域 / 老年看護学分野

高齢者ケアシステム論

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担当教員 高山成子、中道 淳子、堀田 聡子、得居 みのり、高道 香織、惣万 佳代子
実務経験
開講年次 1年次後期 単位数 2単位 授業形態 講義・演習
必修・選択 選択 時間数 30時間
学習目的・目標 《学習目的・目標》  高齢者を支える介護保険制度成立の背景とその後の改正から日本の現状を理解し、国外の高齢者ケアシステムの現状をふまえ、今後の日本の高齢者施策を提言できる力を養う。 ・国外のケアシステムの現状から、介護保険制度の今後の課題が説明できる ・「一般病院退院調整部門」における病院・施設・在宅の連携の役割と、在宅生活高齢者への「小規模多機能施設」の意義が理解できる ・認知症高齢者に対する地域住民主体の支援ネットワークの育成とその意義が説明できる
授業計画・内容

《授業展開の方法》

介護保険法の成立の背景とその後の改正の意味を自主学習し、その発表を元に討議を行う。

・国外(オランダ)の高齢者ケアシステムを学び、日本のケアシステムの課題が説明できる。

・病院地域連携室のCNSから、在宅への連携システムの現状と課題を学び、意義を説明できる

・小規模多機能施設の所長から、設立に至る背景と行政との折衝の経験を学び、制度提案の意味が説明できる。

・認知症高齢者の地域支援(小学校、自主グループ)活動を体験し、認知症の人特有の地域支援システムの重要性が説明できる。

回数

授   業   内   容

授業方法

担当

1-2

日本における高齢者ケアシステムの現状を学ぶ

・人口動態、社会・経済構造の変化と関連させて介護保険制度成立の意味を学び、その後の改正を理解する。  

プレゼンテーション

中道

3-4

・国内外の高齢者に対する支援ケアシステムの現状を学び、日本における課題を考える。

講義

堀田

高山

5-7

一般病院~在宅の連携におけるケアシステムを学ぶ

    姫路聖マリア病院入院高齢者の地域連携室

退院調整・在宅への適応過程のシステムを学び、CNSの役割の重要性と今後の課題を考える事ができる。

講義

得居

8-10

    小規模多機能施設(このゆびとーまれ)

施設設立の動機や困難の経験から行政へのアプローチの必要性、施策設立方法を学び、演習を通して高齢者における小規模多機能施設の意義を考える。

【フィールド演習】「このゆびとーまれ」の体験を通して、  小規模多機能施設の意義と運営の課題を考える。

「このゆび

とーまれ」における講義

演習

惣万

11-13

認知症高齢者におけるケア・社会システムを学ぶ

    国立長寿医療センターにおける、認知症高齢者の調整・連携ネットワークの意味と、CNSの役割を学ぶ。

講義

高道

14-15

16-18

    地域支援システムの意味と、現状と課題を学ぶ

    大海小学校の啓蒙教育に参加し、小学生と地域住民による地域ぐるみの認知症の人の支援の意味を学ぶ。

講義

演習

中道

19-22

    地域高齢者自主グループ「いちご会」の育成と課題を学び、実際の活動に参加し、その意義を地域力の視点から学ぶ。

教科書 惣万佳代子:笑顔の大家族 このゆびとーまれ「富山型」デイサービスの日々
参考図書等 高齢者のための知的機能検査の手引き、第1版、フールドプランニング、1991 改訂最新老年看護学 看護協会出版会 2011
評価指標 プレゼンテーション(介護保険)                    60% レポート(小規模多機能施設、認知症高齢者支援システム) 40% *4段階評価:「大変積極的、まあまあ、普通、余り積極的でない」
関連科目 高齢者健康生活論、高齢者生活援助論、
教員から学生への
メッセージ
高齢者を取り巻く社会制度の理解をして、社会及び制度を変える力をしっかりと養って欲しい。

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