博士前期課程(修士) / 実践看護学領域 / 老年看護学分野
老年看護学実習2(認知症看護実習)
担当教員 | 高道 香織 遠藤 英俊 高山 成子 |
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実務経験 | |||||||||||||
開講年次 | 1年次後期 | 単位数 | 4単位 | 授業形態 | 実習 | ||||||||
必修・選択 | 選択 | 時間数 | 120時間 | ||||||||||
学習目的・目標 | 《学習目的・目標》 この実習では、高齢者専門の医療研究機関である、国立長寿医療研究センター病院の認知症専門 病棟で療養している認知症の高齢者に対し、最先端の認知症の診断・検査・治療を学びながら認知症の疾患別、重症度の特徴に合わせた看護実践能力を習得する。また、身体疾患を合併している認知症の高齢者の症状の変化に予測的に対応できるように、病態生理、薬物療法、環境の影響など包括的な視点でアセスメントすることにより、認知症の高齢者と家族の生活改善のための高度なダイレクト ケアを実践できる。さらに、医師や多職種との医療チームにおける調整能力を習得する。 【目標】 1)認知症の病態生理、検査結果、治療、薬物の影響を査定し、老化過程の影響を考えて、高齢者の診断及び病態について説明することができる 2)フィジカルアセスメントを通して認知症の高齢者のセルフケア能力、家族の介護能力を判断し、認知症の高齢者と家族が抱える生活問題に対し、解決への方向づけができる 3)認知症の診断・治療を受ける高齢者の、身体管理を医師の包括的な指示に基づいて実施し、キュアとケアが統合したダイレクトケアが計画できる 4)看護スタッフおよび、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士などの多職種と情報とアセスメントの共有をし、生活問題の解決における看護の役割を言える 5)認知症の高齢者とその家族について、認知症の疾患別、重症度による経過の予測をもとに、高齢者の意思決定を援助しながら、看護の方向性を明確にして、高度なダイレクトケアを実施・評価することができる 6)認知症性疾患に特有の課題となる生活障害を支えるために、他病院や施設・在宅との連携を一部実践することができる 7)専門看護師が行う、相談、調整、倫理調整などに実際に参加し、専門看護師の役割を理解する | ||||||||||||
授業計画・内容 |
【実習内容・方法】 1. 実習期間:1年次後期 2月に4週間とする 2. 実習場所:国立長寿医療研究センター病院 3. 実習内容: 認知症の診断・治療を受ける高齢者を1~2名担当する。そのうち1名は管理の必要な身体疾患を合併している高齢者を担当する。
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教科書 | |||||||||||||
参考図書等 | 適宜紹介する | ||||||||||||
評価指標 | 実習計画・実習への取り組み30%、カンファレンス30%、レポート40%で評価 | ||||||||||||
関連科目 | |||||||||||||
教員から学生への メッセージ |
フイジカルアセスメント、臨床薬理、病態生理、老化過程と病態の基礎学問をベースにして、認知症の診断から具体的な高齢者の生活援助、更には地域・家族支援を実践して、認知症の高齢者における看護の役割の大きさを実証してください。 |