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シラバス(平成26年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護の基本

看護学概論

Introduction to Nursing

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担当教員 川島 和代
丸岡 直子
実務経験
開講年次 1年次前期 単位数 2単位 授業形態 講義・演習
必修・選択 必修 時間数 30時間
学習目的・目標 【学習目的】 看護学の発展の歴史的変遷を踏まえ、看護学の主要概念である人間・健康・生活(環境)・看護活動について、広い視野から学び、現代における看護の機能や役割、及び課題を説明することができる。
授業計画・内容

回数

内容

 15

1. 看護学の全体像と学びの特色
     1)教育目的とカリキュラムの構造と基礎看護学の位置づけ
     2)学習方法に関するガイダンス(自己学習、グループワーク、バズセッション、文献検索)
2. 看護学の発展の歴史的変遷
   1)近世以前の看護
   2)近世の看護
   3)現代の看護
3. 看護とは何か(F・ナイチンゲール看護論を基盤に)
   1)看護の目的
   2)看護のねらい、実践科学としての看護
4. 健康と病気:看護の対象となる人間と健康についての理解を深める
   1)健康とは、
   2)病気とは(WHO健康観、自立への援助、介護予防)
5. 看護の対象
   1)統合体としての人間
   2)個人・家族・コミュニティ・地域社会
   3)健康障害をもつ対象の理解
6. ライフサイクルと健康
   1)ライフサイクル(生~死)と発達課題
   2)ライフステージ(各期)
7. 看護実践のための理論とその適用
   1)バージニア・ヘンダーソンの看護の定義
   2)カリスタ・ロイの適応モデル
   3)ドロセア・E・オレムの看護のセルフケア不足理論  他
8. 保健・医療・福祉システム:専門職チームとチーム医療の中での看護の役割
   1)専門職とは、連携と協働
   2)保健、医療、福祉チームにおける連携と関連職種
9. 看護における倫理と価値
   1)生命倫理とは(含む看護行為の特徴)
   2)看護倫理綱領(ICU、日本看護協会)
10. 専門職としての看護
   1)看護教育
   2)専門職組織とその役割・意義(日本、世界)
   3)専門看護師・認定看護師制度
   4)働く場の特性と期待される役割
11. 看護における法的側面
   1)保健師・助産師・看護師法
   2)医療法(医療施設の定義、説明義務)
   3)看護の質の確保に関する法律(継続教育を含む)
教科書 川村佐和子他編:基礎看護学「看護学概論」メディカ出版 Florence Nightingale:看護覚え書 第七版、現代社 Virginia Henderson:看護の基本となるもの、日本看護協会出版会 薄井担子:科学的看護論 第三版 日本看護協会出版会 杉田暉道:系統看護学講座 看護史 医学書院
参考図書等 日本看護協会監修:新版 看護者の基本的責務、日本看護協会出版会2006
評価指標 授業への参加状況10%、レポート課題20%、筆記試験70%で評価する。
関連科目 人間科学領域の諸科目すべて
教員から学生への
メッセージ
自分や家族、周りの人々を含めた地域の人々の健康を創り出す看護学の学習の第一歩、自己の問いを育みつつしっかり踏み出して欲しいと願っています。

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