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シラバス(平成26年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護援助の方法

成人看護方法論Ⅱ

Adult Nursing:Care and Methodology Ⅱ

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担当教員 北山 幸枝、岩城 直子、村井 嘉子、牧野 智恵、川端 京子、寺井 梨恵子、松本 智里
実務経験
開講年次 3年次前期 単位数 2単位 授業形態 講義・演習
必修・選択 必修 時間数 45時間
学習目的・目標 目的:対象の健康レベルに即した患者理解のために必要な知識を習得する。また、看護問題の解決に必要な実践的な思考プロセス(判断能力、応用能力、問題解決能力)を養い、基本的な援助技術を習得する。 目標: 1. 各健康レベルにおける患者の特性を成人看護において代表的な概念を用いて述べることができる。 2. 各健康レベルにおける患者への援助の方向性を成人看護において代表的な概念を用いて述べることができる。 3. 与えられた状況設定のなかで、患者の看護上の問題を取り出し、援助計画を立案することができる。 4. 各健康レベルにおける代表的な援助技術の原理を理解し、原理に基づいた基本的な方法で実施することができる。 5. 各健康レベルにある患者へ援助を提供する際に必要となる倫理的判断に対して、看護の立場から自分の意見をもてる。
授業計画・内容

内容
1-7

糖尿病で強化インスリン療法が必要となった患者の看護
2型糖尿病で血糖コントロールが不良となった患者の事例をもとに、看護問題の確定、計画立案等の一連の看護過程の展開を学習する。
患者の健康問題解決に結びつく患者の情報を捉えるアプローチの方法について学ぶ。

8-15

手術を受ける患者の看護
全身麻酔で胃切除術を受ける事例をもとに、術前から手術を経て回復期に至るプロセスにおける看護を学習する。
看護過程に基づいて、呼吸訓練、呼吸器合併症予防、術後患者受け入れ、早期離床等のケアの演習を行う。

16-19

処置を受ける患者の看護
代表的な処置に伴う倫理的配慮や対象者への説明、検査・処置が安全に遂行されるための看護師の役割について
学習する。
創傷管理、各種ドレーンの観察、ストーマサイトマーキング、血糖測定等の演習を行う。

20-23

がん患者の支援
化学療法・放射線療法を受けるがん患者の看護について学習する。
がん患者の事例を通して、患者支援・家族支援の方法を学習する。
また、退院後の療養生活で遭遇する問題への対処ができるよう、退院支援・退院調整の視点から学習する。
がんとともに生きる人々への看護について学習する。

教科書 系統看護学講座:別巻1 臨床外科看護総論、医学書院 系統看護学講座:別巻2 臨床外科看護総論、医学書院 鎌倉やよい、深田順子著『周手術期の臨床判断を磨く』医学書院
参考図書等 疾病・障害論で使用したテキスト 系統看護学講座:成人看護学総論、医学書院 系統看護学講座 専門分野Ⅱ 成人看護学2~11(但し、9. 女性生殖器を除く) 講義から実習へ 周手術期看護1、2、3、5医歯薬出版 成人看護実習ガイド(Ⅰ)急性期・周手術期、照林社 宇都宮宏子編:病棟から始める退院支援・退院調整の実践事例、日本看護協会出版会
評価指標 レポート40%,筆記試験60% 授業・グループワークへの参加姿勢、セッションごとに提示される課題のレポート、および筆記試験等の評価点より総合的に評価する。
関連科目 臨床薬理学、疾病・障害論ⅠA、疾病・障害論ⅠB、疾病・障害論ⅡA、疾病・障害論ⅡB、疾病・障害論ⅡC、臨床栄養学
教員から学生への
メッセージ
グループワークは与えられた課題の達成のみでなく、自分の考えを整理して他者に伝えたり、他のメンバーの知識や考えを知ることで、自分自身の学習成果を振り返り新たな発想を生む良い機会です。 積極的に参加して有意義な学びを得て、臨地実習でのさらなる学びにつなげてください。

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