1. 患者を1名受け持ち、実習を行う。
2. 受け持ち患者は以下の状況の患者から選定。
　1）生涯にわたり疾病のコントロールが必要な人
　2）新しい生活習慣に適応しなければならない人
　3）身体的障害を受容し、新しい生活行動を獲得しなければならない人
3. 受け持ち患者の看護計画を立案し、実践、評価を行う。
4. カンファレンス等を通して、実習グループメンバーの受け持ち患者の看護内容について情報交換し、理解を深める。
5. 実習目的・目標に関連したテーマでカンファレンスを行う。
　　テーマについては指導教員と協議して決定する。
6. 学習内容
　1）生活者である成人の身体的・精神的・社会的特徴の理解
　2）障害を持ちながら生活していく対象の理解
　　障害部位と機能、障害に対する身体的・精神的苦痛、コーピング能力、受容過程健康レベル及び予後、日常生活行動の評価、社会的役割への影響と退院後の課題
　3）治療・検査を受ける対象の理解
　　内容と目的、患者の反応や認識、治療・検査による日常生活への規制と適応
　4）新たな生活の維持・拡大への援助や、自己管理ができるための援助
　　援助内容の計画と評価、指導技術、障害を持つ患者の生活援助技術、治療・検査中の患者の生活援助技術、家族指導
　5）安心して療養または社会復帰するための継続看護と社会資源の活用方法の理解
　　退院指導、定期検診、看護の継続性（外来看護、訪問看護）、社会保障制度、関連機関との連絡調整、異常の発見方法、定期受診
7．受け持ち患者の実習記録（所定の様式）