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シラバス(平成26年度)

Syllabus

博士前期課程(修士) / 実践看護学領域 / 子どもと家族の看護学分野

子どもの発達援助論

Child Development and Health

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担当教員 西村 真実子 、 大木 秀一 、 木村 賛
実務経験
開講年次 1年次前期 単位数 2単位 授業形態 講義
必修・選択 選択 時間数 30時間
学習目的・目標 学習目的: 子どもとその家族を生涯発達の視点から捉え、その成長・発達、健康生活や養育環境、これらをサポートする看護職の機能について理解を深めるために、関連する理論・概念、関連領域の知識や研究知見について教授する。 学習目標: 1)子どもの成長・発達や健康、子育てをする家族の健康に関する理論・概念、関連領域の知識や研究知見を理解できる。 2)子育て支援や相談における親や子どもの気持ち、援助のこころ・方向性・注意ポイントを説明することができる。
授業計画・内容
内容 授業方法 担当
1

1. 生涯発達の視点、発達過程と発達段階
2. 発達理解の鍵となる重要な見解
3. 親(母)子関係の理論:ボウルビーの愛着理論
4. 子どものセルフケア・ユーピングの発達に関する理論
5. 理論や概念を学ぶ意味

講義・討論 西村
2

精神分析理論
 (1)フロイトの心理性的理論
 (2)エリクソンの心理社会的理論

プレゼンテーション・討論・講義 西村
3

認知理論
 (1)ピアジェの認知発達理論
 (2)ビゴッツキーの社会文化的認知理論
 (3)情報処理過程理論

西村
4

行動学的社会認知理論
 (1)パブロフの古典的条件づけ  
 (2)スキナーのオペラント条件づけ
 (3)バンデューラーの社会認知理論

西村
5 1. 行動生物学的(動物行動学)理論(ローレンツら)
2. ブロッフェンブルーナーの生態学的理論
西村
6 子育て支援が必要になる背景
 (1)少子化
 (2)育児不安・育児困難
西村
7 少子化対策 西村
8

1. 子どもの虐待防止対策
2. 虐待防止に向けた子育て支援

西村
9 子育て支援:ペアレンティング・プログラム 講義・討論 西村
10~11 ペアレンティング・プログラム「Nobody's Perfect」

演習・討論

西村

12~13

子どもの運動発達
 1. 新生児の姿勢能力と運動能力、それらの発達
 2. 乳幼児の運動発達過程とくにロコモーション発達について
 3. 乳幼児の運動能力と環境
 4. 乳幼児の体成長と環境、その時代差
講義・討論 木村
14~15 多胎児の成長・発達と養育環境
 1. 不妊治療と多胎児増加に伴う現状と倫理的諸問題
 2. 多胎児の成長や発達の理論と固有の課題
 3. 多胎児をもつ家庭をサポート・支援するための社会資源、制度・政策、養育者の会、インターネット情報
講義・討論 大木
教科書 なし
参考図書等 1 Jhon W. Santrock: Life-Span Development, McGraw-Hill,2006 2 ジャニス・ウッド・キャタノ、三沢直子監修、幾島幸子訳:普及版 完璧な親なんていない カナダ生まれの子育 てテキスト、ひとなる書房、2002 3 厚生労働省監修:より豊かな子育て支援のために 解説版それっでいいよだいじょうぶ 子どもとの暮らしを応援する本、母子保健事業団 4 加藤則子(編)、すぐに役立つ双子、三つ子の保健指導BOOK、診断と治療社、2005
評価指標 1 授業への参加状況 2 プレゼンテーションおよびその資料
関連科目 子どもの保健福祉特論  子どもと家族の看護演習Ⅱ  子どもと家族の看護演習Ⅲ  子どもと家族の看護実習
教員から学生への
メッセージ
子どもの育ちや親子関係は「生きる力」や人格の基盤形成と深く関係します。本科目では、子どもの成長・発達と養育環境に関するさまざまな理論・考え方を学びます。

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