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シラバス(平成26年度)

Syllabus

学部 / 人間科学領域 / 社会の理解

保健医療福祉論

Law of Health, Medicine and Welfare

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担当教員 棚田 洋一
実務経験
開講年次 2年次後期 単位数 2単位 授業形態 講義
必修・選択 必修 時間数 30時間
学習目的・目標 この講義では、保健、医療、福祉に関連した関係法規と制度の基礎知識や基礎 理論について学習する。 看護学生は、医療サービスの内容や技術について学ぶことも大切であるが、これらのサービスは、法律によって根拠づけられ、規制されているということの重要さと必要性を理解すること。
授業計画・内容
内容
1 医事法(医療関係法):法の概念と分類、医事法と保健、医療、福祉の関係
2-3

医療法(基本法):目的と理念、病院と診療所の構造と人員、医療情報の保護、医療提供体制、医療法人

4-5

医療当事者法:患者の法的地位と権利、医療関係者(従事者)の身分と業務、医師法、看護法(保助看法、看護師等人材確保促進法)、薬剤師法等

6-7

医療法律問題(1):健康権と医療保障、医療保険法、診療契約、インフォームド・コンセント(医師の説明と患者の
同意)、末期医療、臓器移植法等

8-9

医療法律問題(2):医療事故の意義、医療過誤、医事紛争、法的責任(民事、刑事、行政上の責任)

10-11

保健関係法:共通保健法(地域保健法、健康増進法等)、分野別保健法(精神・母子・薬事関係保健法等)、主な地域保健行政対策(感染症予防法・予防接種法等)

12-13

社会保障法:意義・特色・課題、社会保険法(介護保険法、年金保険法、労災保険法等)

14

社会福祉法:意義・特色、分野別福祉法(児童、老人、障害者福祉法等)の現状と課題
時間があればその他の関係法(労働法、社会基盤整備法、環境法等)の問題点を簡潔に言及

15 まとめ
教科書 金川琢雄著「実践医事法学(増補新訂版)」(金原出版) 森山幹夫著「看護関係法令(最新版)」(医学書院)
参考図書等
評価指標 記述式試験により評価(90%)。受講態度及び欠席回数(10%)も考慮する。
関連科目 法と社会、社会福祉論
教員から学生への
メッセージ
医療の担い手として、この科目の大切さを理解してもらうだけでなく、この講義を土台にして、我が国の医療分野の現状は、いかに多くの解決すべき問題と課題をかかえているかを法律の角度からも、真剣に学び考えて下さい。

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