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シラバス(平成26年度)

Syllabus

博士前期課程(修士) / 実践看護学領域 / 子どもと家族の看護学分野

子どもと家族の看護実習

Advanced Nursing Practicum in Child and Family Nursing

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担当教員 西村 真実子、東 雅代
実務経験
開講年次 1年次後期・2年次前期 単位数 6単位 授業形態 実習
必修・選択 選択 時間数 180時間
学習目的・目標 学習目的: 子どもと家族の看護分野等の講義科目、演習科目での学習事項を基盤とし、専門看護師に期待される役割である「高度実践」「教育」「相談」「調整」「研究」「倫理調整」の6つの機能を習得することをめざしている。また、子育て不安や子ども虐待の予防に関する総合的な見識と専門的な高度実践能力を養う。 学習目標: 以下の9の専門的能力の育成をめざす。 1)子どもの育ちや健康、特にこころの発達の流れと養育環境の重要性を深く理解し、対象となる子どもの成長・発達や健康および親子関係・家族関係、養育環境を理解しアセスメントするとともに、発達的アプローチを行う能力 2)育児困難や子ども虐待の精神力動的要因等の関連する要因、子どもへの不適切な対応に悩む養育者および虐待的養育環境にある子どもの一般的な心理について熟知し、対象となる親子・家族の状況や問題について多角的に理解しアセスメントする能力 3)育児不安・育児困難・虐待状況に悩む養育者あるいは虐待リスクのある養育者およびその子どもに気づく専門的感性と、彼らと安心・安全な関係づくりができる能力 4)虐待予防や子育て支援の相談・援助・ケア(治療的対応)を行う能力 5)多機関・多職種の専門家と真に敬意を払い合う関係を築き、看護や保健の視点を活かして連携し、チームアプローチを行う能力 6)育児不安・育児困難・虐待状況に悩む親あるいは虐待リスクのある親同士の仲間づくりに向けた適切なアプローチを行う能力 7)被虐待や不登校等、心理的外傷による問題を抱えている子どもの心情に寄り添い関わる能力 8)子ども・親・家族への必要なケアが円滑に提供される上で問題となる点や倫理的課題が生じた場合に多機関・多職種の専門家等の間の調整を行う能力 9)ケア提供者(主に看護職者)に教育や相談を行う能力 10)親子関係・子育ての問題や療養行動、虐待予防に関する教育的啓発活動を行う能力
授業計画・内容
内容 授業方法 担当
 

・実習は、保健・医療・福祉等の各分野において小児医療、母子保健、子どもの虐待予防や子どもの育ち・親子関係の問題に関して支援を行っている施設で行う。

・医療機関では直接的ケアの事例を1事例以上、相談事例を2事例以上、調整事例を2事例以上、倫理調整事例を2事例以上、教育事例を2事例以上、保健分野の施設においては直接的ケアの事例を1事例以上、福祉分野の児童養護施設では直接的ケアの事例を2事例以上実習し、通算して6週間以上実習する。

・実習全体のオリエンテーションは1年前期の7月に行う。

・実習指導は、実習場の指導者と教員が連携をとり、協力してあたる。

・専門看護師に求められる機能「高度の実践」「保健医療福祉に携わる人々の間の調整」「倫理課題の調整」「相談」「教育」については、実習した内容を記録し、その実践活動を分析・評価するとともに、残された課題や今後の展望、副次的効果について考察する(CNS看護実績報告書様式)。

・「高度の実践」については、継続的に関わった事例についてまとめる。事例紹介、アセスメント、関わった過程、成果、残された課題、事例との関わりを通してわかったこと・学んだこと等。

対象者への実践活動に関する個別指導、事例検討会、グループミーティング等 西村
教科書 なし
参考図書等 随時紹介する
評価指標 1 実習内容 2 実習記録(事例レポートを含む) 3 実習姿勢・態度
関連科目 子どもの発達支援論  子どもと家族の保健福祉特論  子どもと家族の看護演習Ⅱ  子どもと家族の看護演習Ⅲ  
教員から学生への
メッセージ

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