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シラバス(令和5年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護援助の方法

母性看護方法論

Maternity Nursing

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担当教員 濵 耕子、米田 昌代、曽山 小織、桶作 梢、河合 美佳、野沢 ゆり乃
実務経験 複数の教員が担当しており、全員に病院勤務経験がある。
開講年次 3年次前期 単位数 2単位 授業形態 講義
必修・選択 必修 時間数 30時間
学習目的・目標

【目的】
妊娠期・分娩期・産褥期の身体的、心理・社会的変化および胎児の成長発達と新生児の生理的特徴ならびにそれらの異常について理解できる。また、妊産褥期婦・新生児とその家族への看護の方法について理解できる。
【目標】
1.妊娠期の母体の変化と心理・社会的特性、胎児の成長発達、マイナートラブルやハイリスク妊娠および異常について説明できる。
2.分娩機序と分娩経過、産婦の身体的、心理・社会的変化やハイリスク分娩および異常について説明できる。
3.褥婦の身体的、心理・社会的変化と母乳栄養、乳汁分泌のメカニズムおよび異常について説明できる。
4.新生児の生理的特徴と母体外生活適応過程および異常について説明できる。
5.妊産褥婦・新生児が順調な経過をたどるための看護について説明できる。
6.ハイリスク・異常妊産褥婦や異常新生児に対する看護について説明できる。
7.母子関係確立および家族役割構築のための看護について説明できる。

授業計画・内容
  回   内容
  1-3 ガイダンス
妊娠期
1)妊娠期の母体の変化と胎児の成長発達
2)妊婦の心理・社会的特性
3)順調な妊娠経過のための看護
4)マイナートラブル、ハイリスク妊娠と妊娠期の異常とその看護
  4-6 分娩期
1)分娩機序と分娩経過
2)分娩期の身体的変化と心理・社会的変化
3)順調な分娩経過のための看護
4)ハイリスク分娩と分娩期の異常とその看護
  7-9 産褥期
1)産褥期の身体的変化と心理・社会的変化
2)母乳栄養、乳汁分泌のメカニズム
3)順調な産褥経過のための看護
4)ハイリスク産褥と産褥期の異常とその看護
  10-12 新生児期
1)新生児の生理的特徴
2)新生児の母体外生活適応過程
3)順調な胎外生活適応のための看護
4)ハイリスク新生児と新生児期の異常とその看護
  13-14 母子関係確立および家族役割機能への援助
  15 赤ちゃんを亡くした母性・家族へのグリーフケア
教科書

森恵美他:系統看護学講座 専門分野 母性看護学各論 母性看護学2(医学書院)
中込さと子他編:ナーシング・グラフィカ 母性看護学① 概論・リプロダクティブヘルスと看護(メディカ出版)
荒木奈緒他編:ナーシング・グラフィカ 母性看護学③ 母性看護技術(メディカ出版)

参考図書等

小林康江他編:ナーシング・グラフィカ 母性看護学② 母性看護の実践(メディカ出版)
渡邊浩子他編:新体系看護学全書 母性看護学② マタニティサイクルにおける母子の健康と看護(メヂカルフレンド社)
仁志田博司編:新生児学入門(医学書院)
荒木勤:最新産科学 正常編(文光堂)
荒木勤:最新産科学 異常編(文光堂)
医療情報科学研究所編:病気がみえる vol.10 産科(MEDIC MEDIA)
その他適宜提示予定

評価指標

定期試験 100%

関連科目

疾病・障害論Ⅳ(母性)、母性看護学概論、母性看護方法論演習、母性看護学実習

教員から学生への
メッセージ

すべての妊婦、産婦、褥婦および胎児、新生児が正常な経過をたどれるように、身体的、心理・社会的変化や生理的特徴およびそれらの異常についてしっかり学んでください。それがEBNに基づくよりよい看護実践へつながります。

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