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シラバス(令和5年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 健康・疾病・障害の理解

薬理学

Pharmacology

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担当教員 平居貴生
実務経験
開講年次 1年次後期 単位数 1単位 授業形態 講義・演習
必修・選択 必修 時間数 30時間
学習目的・目標

薬物療法を理解するために必要な基礎的な薬理学について理解する。 生理活性物質は生体にどのように作用するか、投与された医薬品は体内でどのように変化するか、医薬品の取扱いにはどのような注意が必要かについて理解する。

授業計画・内容
  回   内容
  1

薬理学総論(1)
看護における薬理学

  2

薬理学総論(2)
薬が作用する仕組み(薬理作用の基本形式、治療域と作用点、薬物受容体)

  3

薬理学総論(3)
薬物の吸収・分布・代謝・排泄、薬物の相互作用
薬物の投与方法

  4

薬理学総論(4)
小児・妊婦・高齢者の薬物療法
薬に関する法令

  5

末梢神経に作用する薬物①
 自律神経に作用する薬物(総論、交感神経)

  6 末梢神経に作用する薬物②
 自律神経に作用する薬物(副交感神経)
 局所麻酔薬
 筋弛緩薬(末梢&中枢)
  7 循環器に作用する薬物①
 高血圧治療薬、利尿薬
  8

循環器に作用する薬物②
 虚血性心疾患、うっ血性心不全、不整脈
血液に作用する薬物
 止血薬、抗凝固薬

  9

循環器に作用する薬物③
 貧血、造血器作用薬、脂質異常症
代謝系疾患治療薬
 糖尿病、骨粗鬆症
ビタミン
ホルモン

  10

中枢神経に作用する薬物①
 全身麻酔薬、麻薬性鎮痛薬、抗不安薬、催眠薬、抗てんかん薬

  11

中枢神経に作用する薬物②
 中枢興奮薬、抗うつ薬、統合失調症治療薬、パーキンソン病治療薬、認知症治療薬、脳血管障害

  12

呼吸器に作用する薬物
 気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、呼吸中枢
消化器に作用する薬物
 消化性潰瘍、消化管運動改善薬、瀉下薬、止瀉薬、催吐薬、制吐薬
膵臓、肝臓、胆嚢に作用する薬物

  13

抗炎症薬
 NSAIDs、ステロイド性抗炎症薬、解熱鎮痛薬
抗アレルギー薬
免疫抑制剤

  14

感染症治療薬
 抗菌薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬、駆虫薬
消毒薬

  15

抗悪性腫瘍薬

教科書

看護のための薬理学 南山堂

参考図書等

「NEW薬理学」(改訂第7版) 田中千賀子ら編、南江堂
「薬がみえる」(vol.1、2、3、4)」 医療情報科学研究所編集、メディックメディア
今日の治療薬2023 解説と便覧、南江堂

評価指標

1.定期試験(90%) 2.受講態度(10%)

関連科目

代謝と栄養、人間病態学、疾病障害論、など

教員から学生への
メッセージ

毎回配布する資料を使用して講義を中心に進めます。 薬物療法時の看護を考える上で基礎となる科目です。「健康・疾病・障害の理解」で学んだ知識が基本となるので、「正常の人間の構造と機能」、「疾病の成り立ち」について復習し、授業の進行に遅れないように予習して授業に臨むことが望ましいです。

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