実習施設の産科外来、産科病棟、分娩室、新生児室等において、以下の内容を見学・実践することによって学ぶ。
1. 周産期にある母児の特徴と看護の特殊性
2. 産褥期・新生児期にある母児及び家族への看護の必要性
1)褥婦および家族への看護の必要性(看護過程の展開)
  (1) 妊娠期・分娩期の状況から産褥期の健康状態に関連する因子のアセスメント
  (2) 褥婦の健康診査の実際
  (3) 褥婦の身体の変化や健康問題に対するセルフケア能力の観察とアセスメント
  (4) 母乳栄養の確立、母子関係の確立のための母子の状態の観察とアセスメント
  (5) 褥婦の母親役割行動取得過程、役割変化におけるセルフケア能力の観察とアセスメント　
  (6) 家族の役割変化に伴う対応状況の確認とアセスメント
  (7) (1)～(6)のアセスメントを基に看護計画立案、基本的看護技術を活用した援助の実施、評価
2)新生児の看護の必要性
  (1) 胎児期・分娩期の状況から新生児期の健康状態に関連する因子のアセスメント
  (2) 新生児の健康診査の実際
  (3) 新生児の母体外生活適応状態の観察とアセスメント
  (4) (1)～(3)のアセスメントを基に看護計画立案、新生児の母体外生活適応を順調に進めるための援助の実施(環境調整、
　    清潔、栄養管理)
3. 妊娠期・分娩期の看護、産後健診を通した母児の継続看護の必要性
1)妊婦および家族への看護の必要性
  (1) 妊婦健診の流れの実際
  (2) 妊婦・胎児の健康状態、妊婦の心理社会的状況の理解
2)産婦および家族への看護の必要性
  (1) 分娩経過中の母子の適応状態の確認
  (2) 分娩経過中の母子と家族の看護への参加
  (3) 産婦と家族の出産に対する思いや反応の確認
  (4) 分娩の安全・安楽につながるケアや環境の実際 3)マザークラス、出産前教室、2週間健診、1か月健診における継続看護の実際
4. 周産期医療にある母子をとりまく環境の実際と社会資源の活用方法の理解　
5. 周産期の看護援助における倫理的配慮の実際　　　　　
6. 周産期病棟の管理
7. チーム医療や医師、助産師等多職種との協働