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シラバス(令和5年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 健康・疾病・障害の理解

人間病態学(病気の成り立ち)

Human Pathology

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担当教員 今井 美和
実務経験 病院勤務経験のある教員が担当
開講年次 1年次後期 単位数 2単位 授業形態 講義
必修・選択 必修 時間数 30時間
学習目的・目標

目的:疾患の成り立ちを理解するうえで重要な基本的病変、生体防御機構、病原微生物の基礎的事項について学ぶ。
目標:病理学および微生物学の専門用語を説明できる。

授業計画・内容
  回   内容
  1 オリエンテーション
病理学概論:疾病の分類
病因:内因、外因
  2-5

微生物学総論:
生物の分類、細胞内寄生体、歴史、感染、感染症、伝染病、
感染源、感染経路、宿主、宿主-寄生体関係、常在微生物叢、媒介動物、
新興感染症、再興感染症、人獣共通感染症、日和見感染、菌交代症、院内感染、食中毒、性感染症、輸入感染症

微生物の特徴:形態、分類、増殖
ーー細菌:グラム陽性菌、グラム陰性菌、マイコプラズマ、リケッチア、クラミジア
ーーウイルス:DNAウイルス、RNAウイルス
ーープリオン
ーー真菌:接合菌類、子嚢菌類、担子菌類、不完全菌類
ーー原虫:アメーバ類、鞭毛虫類、繊毛虫類、胞子虫類

感染症の予防、化学療法、薬剤耐性

  6 細胞傷害:
萎縮、肥大、過形成、化生、変性、壊死、アポトーシス
  7-9 免疫:
MHC、HLA、自然免疫、獲得免疫、免疫担当細胞、サイトカイン、抗原、抗体、抗原認識、補体、
免疫応答、細胞性免疫、液性免疫
炎症:
徴候、炎症に関わる細胞、炎症反応、急性炎症、慢性炎症、肉芽腫性炎
創傷治癒:
再生、肉芽組織、瘢痕
  10-11 循環障害:
水腫(浮腫)、虚血、充血、うっ血、出血、止血、血栓症、塞栓症、梗塞
  12 先天異常:
奇形、染色体異常、遺伝子異常、胎児障害
  13-15

腫瘍:
疫学、異型度、分化度、悪性度、良性腫瘍、悪性腫瘍、上皮性腫瘍、非上皮性腫瘍、混合腫瘍、がん腫、肉腫、
浸潤、転移、異形成、深達度、病期、腫瘍と宿主の関係、原因と発生のメカニズム

教科書

人間病態学(病気の成り立ち)プリント
ステップアップ病理学ノート(サイオ出版)
ステップアップ微生物学ノート 第2版(サイオ出版)

参考図書等

ルービン カラー基本病理学(西村書店)
カラーで学べる病理学(ヌーヴェルヒロカワ)
ビジュアル微生物学(ヌーヴェルヒロカワ)

評価指標

定期試験の受験資格:履修登録をしている。授業回数の2/3以上出席している。
定期試験の結果 80% + 受講態度等 20% で評価する。

関連科目

解剖生理学、代謝と栄養、人間病態学演習Ⅰ、人間病態学演習Ⅱ、疾病障害論、薬理学、公衆衛生学

教員から学生への
メッセージ

解剖生理学、代謝と栄養で学んだ基礎知識を身につけたうえで、授業に出席してください。
授業の予習、復習を行い、確実に知識を身につけて下さい。

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