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シラバス(令和5年度)

Syllabus

博士前期課程(修士) / 実践看護学領域 / 成人看護学分野

ビジュアル看護実践論

Visual Nursing Practice

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担当教員 紺家 千津子、峰松 健夫、大貝 和裕、松本 勝、長谷川 陽子、大西 陽子、大橋 史弥
実務経験
開講年次 1年次前期 単位数 2単位 授業形態 講義・演習
必修・選択 選択 時間数 30時間
学習目的・目標
目的:

生態反応を可視化してアセスメントする対象臓器の構造と機能を理解し、アセスメント法の原理と評価方法を学修する。

目標:
1. エコーの原理と看護実践における活用法を理解できる。
2. 皮膚の構造と機能、並びに創傷の治癒過程と管理方法について修得する。
3. 排尿・排便に関与する臓器の構造と機能、さらに排泄自立に向けた管理方法について修得する。
4. 心臓の構造と機能、さらに心機能の管理方法について修得する。
5. 創傷、排泄、心機能に関するエコーを用いたアセスメント技術を修得する。
6. 創傷における分子生物学的なサイトカインやバイオフィルムのアセスメント技術を修得する。
授業計画・内容
内容
1 オリエンテーション
エコーの特徴と機器の原理
看護実践におけるエコーの活用法
2 皮膚の構造と機能
3 創傷の種類と治癒過程
創傷治癒におけるサイトカイン
4 褥瘡発生のリスクアセスメントとケア
5 褥瘡の予防ケア 圧迫・ずれの解除、栄養管理
6 褥瘡の予防ケア スキンケア(失禁ケアを含む)
7 褥瘡発生後の管理
8 スキン‐テアの予防と管理
IAD(失禁関連皮膚炎)の予防と管理
9 排泄に関連する臓器と心臓の構造と機能
10 エコーを用いたアセスメントの意義と方法1:皮膚・創傷
11 エコーを用いたアセスメントの意義と方法2:膀胱
12 エコーを用いたアセスメントの意義と方法3:大腸
13 エコーを用いたアセスメントの意義と方法4:心臓
14 創傷における分子生物学的アセスメントの意義と方法1:サイトカイン
15 創傷における分子生物学的アセスメントの意義と方法2:バイオフィルム
教科書

改定 DESIGN-R®2020 コンセンサス・ドキュメント、照林社
褥瘡ガイドブック、照林社
スキン-テア(皮膚裂傷)の予防と管理、照林社
IADベストプラクティス、照林社
「排尿自立支援加算」「外来排尿自立指導料」に関する手引き、照林社
看護のエコー、照林社
エコーによる直腸便貯留観察ベストプラクティス、照林社

参考図書等

NEW褥瘡のすべてがわかる、永井書店
看護理工学、東京大学出版会
看護に役立つ!エコーの読み方 活かし方、照林社

評価指標

レポート80%、ディスカッションの参加度20%

関連科目

成人看護学特論、看護イノベーション特論、看護技術社会実装演習 

教員から学生への
メッセージ

見えないものを可視化してアセスメントすることで、より最適な看護実践につながります。ケアを求める方々の一番近くにいる看護者には、非侵襲的にPoint of Careが実施できるアセスメント技術は必須ともいえます。ぜひ一緒に学びましょう。

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