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シラバス(令和5年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護の基本

生活援助論Ⅱ

Basic Nursing Skills Ⅱ

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担当教員 田村 幸恵、石川倫子、寺井梨恵子、南條裕子、中嶋知世、瀬戸清華、千田明日香
実務経験 担当教員全員が看護師の実務経験を基に生活援助技術に関する知識・技術を教授する。
開講年次 1年次後期 単位数 1単位 授業形態 講義・演習
必修・選択 必修 時間数 30時間
学習目的・目標

【学修目的】
対象にとっての日常生活行動の意義と援助に必要な基礎知識を理解し、安全・安楽・自立、および対象への配慮を踏まえた援助技術を身につけることを目的とする。
【学修目標】
1.清潔の意義と援助方法を理解し、対象の安全・安楽を考えた清潔援助が実施できる。
2.食の意義を理解し、食行動に制限・障害がある対象への基本的な援助を実施できる。
3.排泄の意義を理解し、対象の羞恥心に配慮した排泄援助が実施できる。
4.事例患者に応じた看護援助を既習した知識と技術に基づいて計画・実施し、評価できる。

授業計画・内容

  回

  内容

  1-2

清潔・衣生活援助技術(1)(2) 
1)身体の清潔との意義、清潔・衣に関するアセスメントの視点、倫理的配慮
2)入浴・シャワー浴の全身への影響
3)衣交換の援助方法

  3-4

清潔・衣生活援助技術(3)(4) 
1)清拭の適応、方法
2)石鹸を使用した全身清拭

  5-6

清潔・衣生活援助技術(5)(6) 
1)頭皮・頭髪の汚れの特徴、洗髪方法
2)床上での洗髪

  7

清潔・衣生活援助技術(7) 
1)陰部の構造と汚れの特徴、陰部洗浄の方法
2)足浴・手浴の身体への影響、足浴・手浴の方法
3)坐位での足浴

  8-9

排泄援助技術(1)(2) 
1)排泄・排尿の意義とアセスメントの視点
2)排泄の援助方法とその適応、倫理的配慮

  10

排泄援助技術(3)
1)床上排泄、排泄用具を用いた援助方法
2)オムツ交換

  11-12

食事援助技術(1)(2) 
1)食事の意義、食事援助のアセスメントの視点
2)経口摂取の援助の方法
3)食行動に制限・障害がある対象への食事援助

 13

食事援助技術(3) 
1)食行動に制限・障害がある対象への食事援助

  14-15 

統合演習(事例患者への陰部洗浄、オムツ交換、衣交換)
1)実施計画の立案
2)援助の実施・評価

教科書

茂野香おる編集:系統看護学講座 専門分野Ⅰ基礎看護技術Ⅰ,医学書院
任和子編集:系統看護学講座 専門分野Ⅰ基礎看護技術Ⅱ,医学書院

参考図書等

任和子,秋山智弥編集:根拠と事故防止からみた基礎・臨床看護技術(第3版),医学書院

評価指標

課題内容と取り組み姿勢20%。筆記試験80%で評価する。

関連科目

看護学概論、感染管理学、生活援助論Ⅰ、フィジカルアセスメント、看護過程論、診療補助技術論Ⅰ・Ⅱ、基礎看護学実習Ⅰ・Ⅱ、解剖生理学、解剖生理学演習 

教員から学生への
メッセージ

看護の対象は生活者であり、その日常生活のあり方は個別の習慣・好み・心身の状況などが反映されるため、日常生活援助を提供する際は「個々の状況に適した方法を選択し実践できる力」が必要となります。その力を身に付けるために、各援助技術に関する基礎知識をしっかり理解し、安全・安楽、自立を踏まえた援助を習得しましょう。生活援助論Ⅰ・Ⅱで学習した援助技術は、基礎看護学実習Ⅱでの看護実践につながります。

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