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シラバス(令和4年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護の発展

緩和ケア論

Palliative Care

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担当教員 牧野智恵
実務経験 病院勤務経験のある教員が担当している。
開講年次 4年次後期 単位数 1単位 授業形態 講義
必修・選択 選択 時間数 15時間
学習目的・目標

【学習目的】
主にがん患者への全人的痛みとその家族の苦悩を理解し、緩和ケアの基本について考える。
【目標】
1. 緩和ケアおよびターミナル期ケアの歴史、理念、倫理的問題について述べることができる。
2. がんターミナル期において患者やその家族がどのような心理プロセスを抱くのか理解できる。
3. 全人的痛みとはどのような状況にあることかについて理解し、どのような看護的介入が必要であるかについて自らの意見を述べることができる。

授業計画・内容
  回   内容
  1 終末期における患者の特徴(終末期がん患者の語りからその終末期の「生きる意味」を考える)
  2 海外の緩和ケア事情を知る(英国ドロシーハウス・ホスピスの動画を視聴し、意見交換)
  3 『死ぬ瞬間』を読み進める中で、疑問点を互いに話し合いながら患者およびその家族の苦痛を理解し、その看護を検討していく方法をとる。
「死の恐怖について」
  4 「死とその過程に対する様々な姿勢」
  5 「受容」「希望」
  6 「患者の家族」「末期患者の精神療法」
  7 「緩和ケアにおけるチーム医療、在宅緩和ケアの実際」
  8 キューブラー・ロスの生涯と終末期ケア(DVD視聴)
教科書

『死ぬ瞬間』キューブラー・ロス著、鈴木晶訳:読売新聞社

参考図書等

『緩和ケア』恒藤暁・内布敦子編集、医学書院、2021

評価指標

毎回のレポートの内容から総合的に判断(100%)

関連科目

成人看護学概論、成人看護方法論Ⅱ、成人看護学実習B

教員から学生への
メッセージ

緩和ケアを理解し考えていくことは、緩和ケア実践のみならずさまざまな人との関わりに役立つことでしょう。

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