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シラバス(令和4年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護援助の方法

公衆衛生看護方法論Ⅰ

Community Health Nursing Ⅰ              

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担当教員 金子 紀子、塚田 久恵、新教員、室野奈緒子、黒川恵子
実務経験 地方自治体等勤務経験のある教員が担当している。
開講年次 2年次後期 単位数 1単位 授業形態 講義
必修・選択 必修 時間数 15時間
学習目的・目標

【学習目的】
公衆衛生看護活動の中でも特徴的な集団や地域社会を対象とした公衆衛生看護活動を行うための基礎的能力を身につける。
ヘルスプロモーションの理念に基づき、健康で暮らしやすい地域づくりをめざした公衆衛生看護活動の目的と方法について学習する。保健師として広い視野を持って、地域の健康課題を把握し施策化するとともに、集団および地域社会を対象とした公衆衛生看護活動を行うための基礎的能力を養う。
【学習目標】
1. 地域を看護の対象として認識し、社会との関連で健康課題を理解する。
2. 地域で生活する人々の健康と生活のニーズを、多角的にアセスメントできる。
3. 行政のしくみを理解し、地域保健福祉計画に人々のニーズを生かした施策化を考える。
4. 保健事業の計画と評価が理解できる。

授業計画・内容
  回   内容
  1 地域を単位とする看護とは(ガイダンス)
地域看護診断の概念と方法
  2 地域アセスメント
  3 地域アセスメント及び健康課題の明確化(1)
  4 地域アセスメント及び健康課題の明確化(2)
  5 地域アセスメント・健康課題の発表
  6 保健事業計画の立案(1)
  7 保健事業計画の立案(2)
  8 保健事業計画の発表
教科書

佐伯和子編著:地域看護アセスメントガイド 医歯薬出版
標 美奈子代表編著:標準保健師講座1 公衆衛生看護学概論 医学書院
中村裕美子代表編著:標準保健師講座2 公衆衛生看護技術 医学書院
国民衛生の動向、配布資料

参考図書等

金川克子・田高悦子編者:「地域看護診断」 東京大学出版会
エリデベスT・アンダーソン、ジュディス・マクファーレイン編集:コミュニティ・アズ・パートナー地域看護学の理論と実際 医学書院

評価指標

評価の対象となる学生は、講義に2/3以上出席した者。
個人・グループの成果および学習への自主性・主体性によって、以下の点から評価する。
①既存データや質的データを活用し、客観的で科学的なアセスメント・健康課題の抽出ができる能力の状況(個人ワーク①成果20%、グループワーク①成果20%)
②健康課題に対する保健事業計画の必要性への判断の適切性や計画立案の要件への理解状況(グループワーク②成果20%)
③地域の看護診断および保健事業計画の過程に対する総合的な理解の程度、地域保健計画における保健師の役割についての理解と洞察力(個人レポート10%)
④学習の自主性および主体性については、グループ学習での発言や取り組み姿勢の状況を評価する。(10%)

関連科目

法と社会、社会福祉論、社会学、保健医療福祉論、医療経済学、保健統計学、疫学、公衆衛生学、健康環境論、地域看護学概論、公衆衛生看護方法論Ⅱ、Ⅱ演習、Ⅲ、Ⅲ演習、公衆衛生看護学実習、コミュニティ政策論

教員から学生への
メッセージ

地域で生活する住民を対象とする公衆衛生看護活動において、なぜ地域看護診断が必要であるのか、どのように地域を捉えていけばよいのか、地域の健康増進に必要な保健事業をどのように計画していくのかについて、各自の中できちんと理解できるよう学習しましょう。地域社会を対象とする公衆衛生看護活動のダイナミックさや重要性、おもしろさを感じ取ってもらえるとうれしいです。

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