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シラバス(令和4年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護援助の方法

精神看護方法論

Psychiatric and Mental Health Nursing

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担当教員 美濃 由紀子、大江 真吾、宮本 眞巳(特別講師)、佐々木 佑架(非常勤講師)
実務経験 病院勤務経験のある教員が担当している。
開講年次 2年次後期 単位数 2単位 授業形態 講義
必修・選択 必修 時間数 30時間
学習目的・目標

【目的】

精神疾患患者の看護を中心に,あらゆる精神的援助の方法とその理論的背景について学び、精神障害者の回復、成長、自立を支援するために必要な方法と看護実践の基本について習得する。

【目標】

精神障害者の生活歴と疾患や生活障害との関連、精神医療の歴史や治療環境の成り立ちが精神障害者の処遇に及ぼす影響についての理解を深め,精神障害者への心理・社会・生物学的な諸局面を視野に入れた全人的理解の深化を目指す。

授業計画・内容
  回   内容 担当
  1

オリエンテーション、精神看護で学ぶこと

精神看護学の基本概念、心の病の理解(課題提示)、精神看護の役割と課題

美濃、大江
  2 精神保健医療福祉に関する社会資源と多職種連携 美濃、大江
  3

生きる力と強ささに着目した援助

社会復帰・社会参加への支援
美濃、大江
  4

相談面接の技法①:援助関係の形成・感情活用能力 

看護場面の再構成法(ペプロウ、オーランド、ウィーデンバック)
美濃、大江
  5

相談面接の技法②: コンサルテーション・グループスーパービジョンの方法論

プロセスレコードの検討
美濃、大江
  6

精神科看護、対人関係に関連する看護理論:オレム-アンダーウッド

心理・社会的療法、臨床検査、心理検査と看護
美濃、大江
  7

精神保健福祉をめぐる社会状況と看護職による精神障がい者への地域支援:

保健所・市区町村における精神保健看護 自殺予防・対策

美濃、大江
  8

【特別講義】感情活用としての看護

―感情に焦点を当てた内省と援助関係の形成

宮本 眞巳

美濃、大江

  9

精神疾患患者の病態に応じた看護(1)

統合失調症患者の看護
美濃、大江
10

精神疾患患者の病態に応じた看護(2)

気分障害、希死念慮のある患者の看護

神経症性障害、不安障害、ストレス関連障害
美濃、大江
11

精神疾患患者の病態に応じた看護(3)

精神科急性期患者への看護

自傷・他害、拒否・攻撃性、行動制限
美濃、大江
12

精神疾患患者の病態に応じた看護(4)

依存症患者、トラウマ患者への看護
美濃、大江
13

精神疾患患者の病態に応じた看護(5)

神経発達症群患者への看護
美濃、大江
14 精神科専門看護師の役割:リエゾン精神看護の実際

佐々木 佑架

美濃、大江

15

精神疾患患者の病態に応じた看護(6)

重大な他害行為を起こした精神疾患患者の看護

司法精神看護

まとめ
美濃、大江
教科書 岩崎弥生/渡邉博幸(編集):精神看護学①精神看護学概論・精神保健、第5版、メヂカルフレンド社、2019 岩崎弥生/渡邉博幸(編集):精神看護学②精神障害をもつ人の看護、第5版、メヂカルフレンド社、2019 上田敏(著):ICFの理解と活用、初版、萌文社、2005
参考図書等 渡辺雅幸:専門医がやさしく語る はじめての精神医学、改訂第2版、中山書店、2015
評価指標 授業回数の2/3以上の出席者を評価対象とする。 レポート(病いの理解:30%、プロセスレコード:15%、テーマ選定レポート:25%、リフレクティブノーツ:30%)。
関連科目 疾病・障害論Ⅲ、精神看護学概論、精神看護方法論演習、地域精神保健看護論、精神看護学実習
教員から学生への
メッセージ
3年次の精神看護方法論演習や実習の基礎となる科目です。

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