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シラバス(令和4年度)

Syllabus

学部 / 看護専門領域 / 看護援助の方法

成人・老年看護方法論演習Ⅲ

Plactice:Adult and Gerontological Nursing Ⅲ

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担当教員 松本 智里、牧野 智恵、川島 和代、紺家 千津子、中道 淳子、松本 勝、大西 陽子、今方裕子、瀧澤 理穂、額 奈々、大橋 史弥
実務経験 複数の教員が担当しており、全員に病院勤務経験がある。
開講年次 3年次前期 単位数 1単位 授業形態 演習
必修・選択 必修 時間数 30時間
学習目的・目標

目的:
健康レベルに即した成人期・老年期の対象の理解や看護問題の解決に、必要な知識と実践的な思考プロセス(判断能力、応用能力、問題解決能力)を養い、基本的な援助を修得する。また、対象の移行支援や継続看護に必要な視点を身に着け、その具体的な援助方法を理解する。
目標:
1.事例を通して、移行支援が必要な慢性期・終末期の対象のアセスメントができる。
2.事例を通して、移行支援が必要な慢性期・終末期における対象の看護上の問題を取り出し、援助計画を立案することができる。
3.事例を通して、移行支援が必要な対象への具体的な援助技術、援助方法を実践し修得できる。
4.終末期の対象への具体的な援助技術・援助方法を実践し修得できる。

授業計画・内容
  回   内容   担当
  1 処置を受ける患者の看護
・血糖自己測定の意義と方法(血糖自己測定の演習)
・食品交換表の理解と使用方法
瀧澤他
  2-3 慢性疾患を持つ患者の看護①
・慢性期疾患を持つ患者の看護
・事例1(強化インスリン療法が必要になった糖尿病患者)の理解
・事例1の看護展開(アセスメント、情報の統合・判断結果)の理解
牧野他
  4-5 慢性疾患を持つ患者の看護②
・成人の患者教育について
・事例1の看護展開(看護計画の立案)の理解
・事例2(糖尿病性腎症で、通院しながら透析を行う患者)の理解
・事例2の看護展開(アセスメント)の理解
松本他
  6-7 慢性疾患を持つ患者の看護③
・事例2の看護展開(情報の統合・判断結果)の理解
松本他
  8-9 慢性疾患を持つ患者の看護④
・事例2の看護展開(看護計画の立案と評価)の理解
松本他
  10-11 慢性疾患を持つ患者の看護 定期試験及び解説
がん治療における看護①
・化学療法、放射線療法について
・ステロイド治療について
今方他
  12-13 がん治療における看護②
・がん性疼痛とオピオイドについて
・がん患者のトータルペイン、スピリチュアルペインについて
牧野他
  14-15 がん治療における看護③
・終末期がん患者の気持ちによりそうコミュニケーションについて
・プロセスレコードの記載について
今方、松本他
教科書

系統看護学講座:成人看護学総論、医学書院
系統看護学講座 専門分野Ⅱ 成人看護学6内分泌・代謝 8腎・泌尿器

参考図書等

疾病・障害論で使用したテキスト
看護学大辞典第6版(電子版)メジカルフレンド社
系統看護学講座 専門分野Ⅱ 成人看護学2~5、7、9~11
水谷信子他編、最新 老年看護学、第3版、日本看護協会出版会、2020.

評価指標

レポート課題20%、筆記試験80%
*講義、グループワークの時間数の2/3以上の出席がなければ、試験は受験できず、評価の対象にはならない。
*授業態度において、事前課題に取り組んでいない場合や、遅刻等の場合、減点の対象とする。

関連科目

本科目の履修は、基本的に成人看護学概論、成人看護方法論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、老年看護学概論、老年看護方法論Ⅰ・Ⅱを履修し、単位認定されていることが望ましい。
関連科目:成人看護学概論、老年看護学概論、成人看護方法論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、老年看護方法論Ⅰ・Ⅱ、成人・老年看護方法論演習Ⅰ・Ⅱ、成人・老年看護学実習(急性期)、成人・老年看護学実習(慢性期)、解剖生理学/演習、代謝と栄養、疾病・障害論Ⅰ~ⅡC、フィジカルアセスメント、薬理学など

教員から学生への
メッセージ

・慢性期・終末期看護で必要なことは、対象のニーズをいかに明らかにするか、ということにあります。さらに、その方に移行支援が必要になる場合は、その方の生活をある1点ではなく、生きてきた過程そのものに注目しなければなりません。そのため、対象の方を「患者」ではなく「一人の人間」として関わろうとすることが大切です。その方がご自分の力で病気と向き合い、付き合いながら生活していけるように、その方法を一緒に考えていくことが慢性期・終末期看護では重要です。
・授業内容は変更になることもあるので、授業進行の詳細は第1回の授業時に配布します。

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