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「第29回ペリネイタル・グリーフケア検討会」(周産期に赤ちゃんを亡くした方へのケアを考える会)を実施しました。

2023年8月22日 up

 石川県立看護大学附属地域ケア総合センター事業 人材育成事業の1つである「第29回ペリネイタル・グリーフケア検討会」を、令和5年7月22日(土)に石川県立看護大学母性・小児看護学実習室で開催(ハイブリッド対応)しました。

 第1部(午前の部)は、周産期のグリーフケア初学者のためのグリーフケアに関する基本的知識と関わり方の基本について企画委員の講義で学んだ後、中期中絶の分娩での関わり方として、3つのケースを提示し、小グループ毎に意見交換・全体共有を行いました。

 第2部(午後の部)は「人工妊娠中絶をめぐる支援~初期から中期まで~」というテーマで「人工妊娠中絶をめぐる心のケア」というご自身が執筆された本のタイトルで大阪大学大学院人間科学研究科 准教授 管生聖子氏にお話しいただきました。事例を交えてのご講演で、人工妊娠中絶を選択される女性の複雑な心理状況を学ぶことができました。

 休憩をはさんで、対面6グループ・オンライン3グループずつに分かれて、お話を聞いての感想、質問に考えていただきました。それぞれの話し合いの後、各グループごとに企画委員から出された質問を発表していただき、それに対して講師に答えていただきました。

 第1部参加者は医療機関スタッフ11名、行政関連2名、看護学生6名、教員5名の計24名(内オンライン4名)、第2部は医療機関スタッフ17名、行政関連2名、看護学生9名、院生10名、教員6名の計44名(内オンライン13名)でした。

 開催後のアンケート結果では、第Ⅰ部に関しては、回答者全員が内容・方法に関して満足と回答し、今後に活かせると回答していました。
 感想として、「日々の悩みを共有できてよかった」「グループカンファレンスで、自由に話せたこと、思いを表出できた」学生からは「臨床の方の意見を聞ける機会が貴重だった」「病院毎の対応の違い等、グリーフケアの実情がリアルに聞けて良かった」と満足度は高かったです。
 第Ⅱ部については内容・方法・場所、今後に活かせるかについて回答者全員が満足・活かせると回答していました。感想として、「実際の臨床の話を聞くことができ、事例も含まれていたためリアルな話を聞くことが出来た」「実際の事例を用いて説明してくださったので、関わり方やコミュニケーションの仕方として重要な点に気づけて良かった」と今後のケアに活かせる有意義なものとなっていました。

 次回第30回は令和6年2月18日(日)Ⅰ部10時~12時 Ⅱ部13時30分~16時で「人工妊娠中絶をめぐる支援 ~体験者の話を聞こう~」を考えております。参加申し込みは1週間前までになっております。多数のご参加をお待ちしています。

※第Ⅱ部講師 菅生聖子氏

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