お知らせ
「第23回ペリネイタル・グリーフケア検討会」(周産期に赤ちゃんを亡くした方へのケアを考える会)を実施しました
2020年8月5日 up
本学附属地域ケア総合センター事業 人材育成事業の1つである「第23回ペリネイタル・グリーフケア検討会」を、7月19日(日)にWEB会議システムZOOMで開催しました。
今回は、「ペリネイタル・グリーフケアカフェ~グリーフケアに携わる『私』をケアしよう!~」をテーマに、石川グリーフケアの会 AsBerry代表の菅朱弥氏に講師をお願いしました。今回は赤ちゃんを亡くされた方をケアしている中での自分たちが抱える様々な思いとその奥に潜む自分自身のグリーフについてもそれぞれが見つめることができるようにと日頃の思いを出し合って、お互いケアしあうという意図で企画しました。
まず、参加動機を含めた簡単な自己紹介の後、話し合いに入る前の導入として、菅氏より援助者のグリーフ(プロフェッショナル・グリーフ)について、自分の状態を知る・自分を受け入れる・語ることの意味、語る場でのルールについて話していただきました。その後、4人ずつのグループに分かれて、約40分語る場を持った後、全体で話された内容につい共有し、菅氏からのコメントをいただきました。
参加者は企画委員、教員含め、県内10名の他、今回はZOOMでの開催ということで、福岡徳洲会病院からの6名もあり、計16名でした。
開催後のアンケート結果から、9割以上の参加者が内容・方法に関して満足と回答し、全員が今後に活かせると回答していました。感想として「自分自身を知ること、ケアすることの大切さを学べた」「県を越えて話せてよかった。病棟外の人と話せる機会があってよかった」「グリーフケアで悩んでいることを共有することができてよかった」「今後のスタッフ同士のケアに活かせる」等があり、今後に活かせる有意義なものとなっていました。
次回の第24回は令和3年2月21日(日)10時~12時で「遺伝看護とグリーフケア」(予定)を考えております。参加申し込みは1週間前になっております。多数のご参加をお待ちしています。