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シラバス(平成30年度)

Syllabus

学部 / 人間科学領域 / 情報

保健統計学

Health Statistics

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担当教員 大木 秀一
実務経験
開講年次 1年次後期 単位数 2単位 授業形態 講義
必修・選択 必修 時間数 30時間
学習目的・目標

健康や疾病に関する統計を取る意味を理解する。そのために、統計学の考え方と基本的な分析技術を習得する。以上を系統的に学習することにより、2年次に学習する公衆衛生学、3年次に学習する疫学、研究方法論の理解を深いものとする。疫学・公衆衛生学との関連を随所で指摘することにより、学習の必要性を意識づけする。

授業計画・内容
  回   内容
  1 保健統計学の全体像(人を対象とした統計学と集団における健康事象)
  2

統計学(統計学の基礎:統計学の歴史、基本用語と尺度水準、記述統計と推測統計の区別)

  3 統計学(1変数・2変数の記述統計の全体像)
  4 統計学(1変数の記述統計:質的データの図表化、量的データの図表化、ヒストグラムの作成)
  5 統計学(1変数の記述統計:量的データの数値要約、代表値、散布度、歪度、尖度、その他の統計指標)
  6 統計学(2変数の記述統計:質的2変数の関連、クロス集計、関連係数、χ2値)
  7 統計学(2変数の記述統計:量的2変数の相関、相関係数、回帰直線、寄与率、順位相関係数)
  8

統計学(推測統計の基本:確率論、推測の仕組み、正規分布、標本分布)

  9 統計学(推測統計の手法:t検定とχ2検定の基本的な考え方)
  10

保健統計(保健統計とは、保健統計の歴史、人口統計学の基本)

  11 保健統計(人口静態統計:国勢調査、人口ピラミッド、年齢3区分と健康指標)
  12 保健統計(人口動態統計:出生、死亡、死産、婚姻、離婚、再生産率)
  13 保健統計(生命表、平均余命、平均寿命、健康寿命)
  14

保健統計(統計法と保健統計調査、基幹統計、国民生活基礎調査、患者調査)

  15 保健統計(学校保健統計、感染症発生動向調査、食中毒統計、国民健康・栄養調査ほか)
教科書

大木秀一著:基本からわかる看護統計学入門(第2版),医歯薬出版

参考図書等

大木秀一著:量的な看護研究のきほん,医歯薬出版
福富、橋本著:保健統計・疫学,南山堂
国民衛生の動向(最新版),厚生労働統計協会

評価指標

試験(100%)、出席状況(試験の成績によっては考慮する)
出席は毎回の小テストの提出による。

関連科目

情報リテラシー
情報処理学
公衆衛生学
疫学
研究方法論

教員から学生への
メッセージ

1.  公衆衛生学、疫学、研究方法論及び卒業研究の基礎となる科目です。
2.  実際のパソコンでの統計計算は2年次後期の「情報処理学」で行います。

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