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シラバス(平成28年度)

Syllabus

博士前期課程(修士) / 実践看護学領域 / 成人看護学分野

がん看護学演習Ⅲ

Oncology Nursing Ⅲ

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担当教員 牧野智恵、岩城直子、村上真由美、平優子、山瀬勝巳、原子裕子、上埜千春、松本友梨子、佐伯千尋
実務経験
開講年次 1年次通年 単位数 1単位 授業形態 演習
必修・選択 選択 時間数 30時間
学習目的・目標 学習目的: 複雑な問題を抱えるがん患者および家族へのがん看護実践について、さまざまな施設における看護実践の事例検討を通して、エビデンスに基づいたアセスメント能力と問題解決能力を習得する。  学習目標: 1) テレビカンファレンスへの参加を通して、各施設における困難な事例を分析する過程で必要な病状に関する病態生理学的把握と治療への適切な支援方法について探求できる。 2) がん看護実践の内容と相談者の相談内容を理解できる。 3) さまざまな施設におけるがん看護専門看護師の介入内容から、事例の問題解決に必要な情報の抽出の視点、問題解決にむけた焦点のあて方について理解できる。 4) 事例検討を通して、その事例における看護上の問題の分析を行い、解決に向けた介入・調整方法を検討できる。
授業計画・内容
内容 授業方法 担当

1-7

1.本学主催のテレビ会議システムを用いたがん看護の事例について、ディスカッションに参加しながら、問題解決のための視点、焦点の当て方、介入の実際、介入の評価について理解する
事例検討会への参加    7回(60分/回)
「事例のテーマ」
①倫理(告知、治療選択、終末期看護など)に関すること
②在宅移行(退院支援) に関すること
③放射線療法中の患者支援に関すること
④疼痛コントロール(緩和ケア)に関すること
⑤化学療法中の患者支援に関すること
⑥実存的苦悩(スピリチュアルペイン)のケアに関すること
⑦こどもを持つがん患者への支援に関すること
⑧終末期支援(倫理は除く) に関すること

2.専門的な視点で問題解決を図れるよう、がん看護実践における最新の知見や複雑な問題を解決するための必要な知識を習得する
がん看護専門看護師によるミニレクチャーの聴講7回(30分/回)
「レクチャー内容」
①がん看護おける意思決定支援(治療、療養の場の選択等)
②スピリチュアルペインと看護
③放射線療法における看護
④疼痛コントロールにおける最新の知見
⑤外来化学療法におけるケア
⑥がん治療に伴う倫理的問題
⑦チーム医療における多職種との連携

テレビ会議システムの利用による事例検討
(北陸3県の18施設参加)

演習

 

 

 

演習

牧野・
岩城

 

 

 

 

 

村上CNS
平 CNS
山瀬CNS
原子CNS
上埜CNS
松本CNS
佐伯CNS
(テレビ会議システムによる参加)

8-11

学生自身が体験した複雑な問題をもつがん患者・家族についての事例を発表し、がん看護専門看護師との討議を通して問題解決に向けた介入方法について検討する 2回(90分)

演習・
レポート

牧野・
岩城

12-15

1.がん薬物療法の看護に関する研究論文(原著論文)を医学中央雑誌・Pubmed等で検索・クリティークし、その内容を発表、討議する

2. がん患者のいだく治療中の苦痛症状および苦悩の包括的理解の現状とその課題。がん治療を継続するために必要ながん専門看護師としての介入について検討する

演習

牧野・
岩城

教科書
参考図書等 随時紹介する
評価指標 事例検討会のテーマにそった事前学習と検討会での発言状況と内容(30%)、プレゼンテーションや討議の内容(30%)、レポート内容(40%)
関連科目 がん看護学演習Ⅰ.Ⅱ
教員から学生への
メッセージ
この演習科目は北陸高度がんプロチーム養成基盤形成プランにおいて本学が企画しているテレビ会議システムを利用し実施するものです。 この演習への参加によって、多様な施設における困難事例について幅広く情報を共有することが可能となります。また、事例を検討する過程でがん看護専門看護師の意見や考えをリアルタイムに学ぶ機会となります。積極的な意見交換を期待します。

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