博士前期課程(修士) / 実践看護学領域 / 子どもと家族の看護学分野
子どもの診断・治療実習
Advanced Practicum: Diagnosis and Treatment for Children
担当教員 | 久保 実、西村 真実子、金谷 雅代、羽場 美穂 | ||||||||||||
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実務経験 | |||||||||||||
開講年次 | 1年次後期 | 単位数 | 2単位 | 授業形態 | 実習 | ||||||||
必修・選択 | 選択 | 時間数 | 90時間 | ||||||||||
学習目的・目標 | 学習目的: 子どもの診断・治療実習では、「子どもの病態治療学特論」「子どものフィジカル・アセスメント」での学習を基盤とし、実際の入院・外来受診事例(10例)において、事例の病態をよく理解した上で、必要な診察手技を用いてフィジカルアセスメントを行う。このような経験を通して、小児期によくみられる病気の診断と治療、および症状・徴候の〔正常/異常〕判断の思考過程、プライマリーケアについて理解を深める。 学習目標: 1 子どもとその養育者に、身体状態、家族や養育環境の状況、心理社会的状態、栄養状態に関する必要事項、保健または療養行動について、子どもの年齢や発達状態、子どもと家族の心理社会的状態を配慮した適切なインタビューができる。 2 観察(視診)・聴診・触診等の診察手技を習得する。 3 子どもの発達検査の適切な実施手法と正確な評価方法を学ぶ。 4 子どもとその養育者のプライバシーや自由意志を尊重する等、倫理的に配慮した適切な態度でインタビューや診察をすることができる。 5 インタビューや観察、発達検査を通して子どもの健康歴や発達に関する情報を、また診察手技を用いて必要な情報を系統的に得ることができる。 6 小児期によくみられる症状や徴候のある外来受診事例について、その原因として考えられる疾患(特に緊急性の高い疾患)の病態生理を子どもの正常な生理機能との関係を踏まえて推論するとともに、正常であるか異常所見であるかの判断や、健康に関するリスク、さらなる観察の要点、ファーストエイドについて学ぶ(フィジカルアセスメント→プライマリーケアの実施)。 7 小児期によくみられる病気の入院事例や外来受診事例について、病歴、症状・診察所見、臨床検査データ等の患児情報の意味付け・分析に「異常が起こるメカニズム(病態生理)」を応用して診断することを学ぶ。 8 小児期によくみられる病気の入院事例の治療評価を通して、「異常が起こるメカニズム(病態生理)」と治療との密接な関係について学ぶ。 9 アセスメント結果を順序立てて正確にわかりやすく伝え、子どもの健康促進に向けての対応について、子どもと家族と話し合うことができる。 | ||||||||||||
授業計画・内容 |
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教科書 | |||||||||||||
参考図書等 | 随時紹介する。 | ||||||||||||
評価指標 | 1 病態の理解、正常・異常の判断、治療の理解等(実習記録等より)30% 2 診察手技・発達検査の実施または理解30% 3 フィジカルアセスメントの結果を基にしたコミュニケーション20% 4 実習姿勢・態度20% | ||||||||||||
関連科目 | |||||||||||||
教員から学生への メッセージ |