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シラバス(平成26年度)

Syllabus

博士前期課程(修士) / 実践看護学領域 / 老年看護学分野

老化過程と病態論

Pathogenesis on aging process

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担当教員 森本 茂人
高橋 龍太郎
高山 成子
実務経験
開講年次 1年次前期 単位数 2単位 授業形態 講義
必修・選択 選択 時間数 30時間
学習目的・目標 《学習目的・目標》 高齢者の身体的変化の本質である各機能の老化過程と、老年期特有の疾患、薬物が高齢者に及ぼす影響、高齢者特有の救急の対応について学び、高齢者への適切な診断アセスメント、リスクマネジメントのできる高度な看護実践能力を養う。 ・各機能の老化過程について説明できる ・老年疾患の病態と治療の考え方が説明できる ・疾患と治療が及ぼす影響をアセスメントし、予測的な対応につなげることができる ・加齢による影響を加味した、治療・検査におけるリスクマネジメントを説明できる
授業計画・内容

《授業展開の方法》

共通科目の講義内容を踏まえて、高齢者に特化した疾患と治療、検査を理解する。

・老年医学の医師により、老化の諸学説と病態、老年期特有の疾患と治療の特徴を学ぶ。

・高齢者特有の薬物動態を、臓器の加齢過程と関連させて理解する。

・疾患の治療を踏まえた高度な看護実践について討議を行う。

回数

授   業   内   容

授業方法

担 当

1-2

老化についての概論を学ぶ

老化の定義及び老化学説と臓器相関などの老年期疾患の 特徴を学び、老年病の診断、治療、検査を全体的視点で学ぶ。

講義

森本茂人

3-4

老年期特有の疾患について病態を学ぶ

加齢変化の知識に基づいた機序、治療、検査を学び、高齢者特有の治療方法を理解する。

【高血圧、動脈硬化、骨粗しょう症】

講義

5-6

高齢者の生活に大きく影響する循環器疾患の病態と治療、検査を学び、循環動態を踏まえたアセスメントを理解する。

講義

7-8

高齢者の救急に対する診断方法、検査及び治療についての診断アセスメントを学ぶ。

講義

9-14

高齢者の薬物動態を学ぶ

加齢に伴う生理機能の変化とその薬物動態への影響、有害作用の理解に向けた高齢者の心身機能のアセスメントに ついて学ぶ。
  ・高齢者における薬物体内動態
  ・高齢者における薬物効果に及ぼす要因
  ・高齢者における薬物有害作用の特徴

・高齢者における薬物投与の原則
  ・高齢者に対する服薬指導とケアの視点

講義

高橋龍太郎

15

老化過程、病態を基盤とした看護実践の意味を、討議の中で深めてゆく。

討議

高山成子

 

教科書
参考図書等 高橋龍太郎:図解症状からみる老いと病気とからだ、中央法規出版,2002 日本老年医学会、改訂第3版老年医学テキスト 日本老年医学会:健康長寿診療ハンドブック
評価指標 講義参加度       30% プレゼンテーション  40% 課題の取り組み    30% *4段階評価:大変積極的、まあまあ、普通、余り積極的でない
関連科目 病態生理 臨床薬理 フイジカルアセスメント 高齢者生活援助論 高齢者健康生活論
教員から学生への
メッセージ
老年看護に於いて加齢変化の知識と薬物動態の知識は基本です。 しっかりとした基礎知識のもとに高齢者の疾患の病態を理解し、高度な予測的、意図的看護ができる資質を強化して欲しい。

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